[植物]ヒイラギ。どうせ食べるんなら、私をどうぞ。

植物のかしこい生き方、第三章完璧を求めない、から

他人はどうなっても自分は、と考えると
苦しくなるときがありませんか

ヒイラギ

木に冬と書いて柊(ヒイラギ)
冬に花を咲かせます。

一番の特徴は、葉っぱのトゲ

いてててて

疼木とも書くのですが「疼」の字はひいらぐ、で
ヒリヒリ痛む、という意味です。

節分の日に、柊の枝にイワシの頭を刺して玄関に飾ると魔除けの効果があります。
確かにそうした年に、鬼がやって来たのを見ませんでした。

ところが、
柊だからといって、全ての葉がトゲトゲって訳ではありません。

普通に丸い葉も付けます

トゲトゲの葉の理由は、動物に食べられないようにするため

背が高くなると、上の方の葉っぱは食べられにくくなるので
丸い葉が多い。

もうひとつに
若い葉はトゲトゲだけど
老いた葉は丸くなっていくというのがあります。

ヒイラギ人生、みたいな言い方をし
歳を取ると角が取れて丸くなるという例えに使われる

正直、自分が歳をとって思うのは
決して角が取れたり、感情の起伏が小さくなる訳ではなく
コントロールが出来るようになるんだと思う。

ここは押さえた方が良いという時に感情をコントロール出来る

柊は不思議ですね
全部トゲトゲでも良さそうなもんですが
トゲトゲにするにはエネルギーが必要ってことかも知れません。

全部トゲトゲにするには、ああ疲れたって

だとすると、老いた葉は、
もう食べられても良いですよ
動物さん、どうせ食べるんなら、私をどうぞ
そのかわり、若いもんは食べないであげてね

仕事をしてるとそれはすごく感じます
私はIT業界なんですが
60歳ともなると、私の周りに同年代の人はいません。
当然上司は、自分より若い人
へえこらする必要があります。

歳とって、過去の栄光を捨てられない人がいるのがとても困る
そういう人がいるから、年寄りは使いづらい、と思われちゃう。

仕事はどんな雑用でも絶対断らない
若い人に可愛がってもらう
どの時点で、その割り切りの境地に行けるかでしょうね

どうせ食べるんなら、私をどうぞ。

[植物]シリーズはこちら(少し下げてね)

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