深川でお寺を歩く

晴れた週末は久しぶり。
歩くぞ!

深川七福神巡り
七福神巡りの企画を考える時期になってきました。

日本橋に始まり、雑司ヶ谷、谷中、港区、小石川
毎年正月に開催し、もう6回目になるのか
七福神の神様は毎年同じメンバーだから、いつも同じネタなんですがね。

今回の大前提は、そもそもご開帳をしてくれるかどうか。
あらゆるお祭りの類いはことごとく中止になりましたから。
三社祭なんて、お神輿がトラックで巡って、見学はお控えくださいって
乗っている神様も拍子抜けです。

七福神巡りのホームページでは、なかなか2021年にやってくれるかどうかが分からない。
行くしかない。

まずは有力候補、深川です。

深川神明宮
寿老人。
出ました。神明鳥居。神明宮ですから伊勢神宮系。

ここのお祭りはすごいらしい。

おおっ
お神輿の倉が並んでおりますぞ

でっかく1月元旦から1月7日までご開帳、と出ておりました。

ああ良かった。
とは言え来年は曜日の巡りがとても悪い。
1月初めの週末は2日(土)3(日)なのよね
3が日はウォーキングイベントはなかなか参加できないよね。
政府が1/11まで休暇延長に決めてくれるんなら問題ないけど。
ああ迷う。

芭蕉記念館
ここまで来ると芭蕉記念館も確認しておかなきゃ

イベントでここに来て、俳句シャッフルゲームやったなあ


上の句、中の句、下の句だけをみんなで紙に書いて
ランダムに組み合わせ
ビックリ俳句の出来上がり、って趣向

とんでもないのが出来て大笑い
でも意外に、半分くらいは情緒のある句だったのよね

今度もやろうかな

隅田川
ここまで来たら、隅田川に出なきゃね

芭蕉庵が実際にあった場所の芭蕉稲荷神社

芭蕉展望庭園
芭蕉が隅田川を眺めています

この芭蕉さん
時間によって向きが変わると言う噂があったんです。
ここに3回目ですが、いつもこの向きなんですよね。

ネットで調べてみました。
夜になると90度向きを変えるそうです。
そりゃ分からないはず。
夜に来たことはありません。

深川稲荷
布袋尊

出ました。私が大好きな布袋さんでございます。
やっぱり見て一番嬉しい気持ちになるのは布袋さんよね

雄松院
駅で言うと、森下から清澄白河までやってまいりました。
雄松院
渡会園女(わたらいそのめ)の墓があります。

渡会園女とは、
斯波一有(しばいちゆう)の妻
斯波一有は伊勢の眼科医で俳人。
影響を受けて自分も眼科医で俳人。

旅の途中に伊勢に来た芭蕉に会うことが出来
いっそう俳句に力が入る
芭蕉の門下に入る。
もっと俳句が出来る場所に引っ越そうと大阪に。

芭蕉がまた旅で大阪を訪れた時、夫婦のお宅で歓迎を受けている

残念な事に、そのあとすぐ、芭蕉は原因不明の病気で死んじゃった。
園女が一生懸命作ったキノコ料理が悪かったんじゃないかというのが有力な説。

江戸検定でも定番の問題。
芭蕉は大阪で亡くなりますがその死因はなんでしょう
はい、キノコ

証拠がある訳じゃないし、悪気はないんだから、良いじゃないのよね

春の野に心ある人の素貌(すがお)哉
心ある人のすがお、というのは、恋をしているということだそうです。
一有を想った句でしょうね

一有が亡くなったあとは、芭蕉の一番弟子、宝井其角(たからいきかく)を頼って江戸に来ます。
富岡八幡宮の側で眼科医を開業しています。

お隣の霊巌寺

何度も来ていますので、さらっと確認だけ
松平定信の墓があります。松平定信ファンとしてはやっぱりまた来ませんとね

雲光院
徳川家康の側室、阿茶局(あちゃのつぼね)の墓があります

あれ?おかしいな
去年の小石川の七福神の途中で、お墓あったよな
お寺の名前何だっけ
調べました。
茶阿局(ちゃあのつぼね)。宗慶寺です。
どちらも家康の側室です。
紛らわしいけど違う人。

阿茶局はほぼ正室なくらい家康に愛され
政治的にもろもろ大活躍しましたので
間違わないと思いますが
茶阿局を呼ぶときはこんがらがりますね

阿・・、間違えた
あちゃーっ

龍光院
毘沙門天

ご開帳は正月だけで、像はないみたいです。

円珠院
大黒天

とても良いお顔です。
いっぱい大黒様は見てきたけど
ここの大黒様が一番好きです。

滝沢馬琴誕生の地


ここも3回目
最初は工事中で入れなかったんですよね。

古典文学最長の「南総里見八犬伝」28年もかけて完成しました。
最後の方は失明しちゃっていて、娘に口述筆記してもらった。
このモニュメントは、国立国会図書館に所蔵されている106冊分の原本の寸法を測り、
2つの山に分けて積み重ねられた形をしています。(約60センチメートル)

写真を撮ろうとしたら本(南総里見八犬伝)の上に図書館の貸出しカードが置いてありました。
南総里見八犬伝は私が借ります、という意思表示でしょうか。
ここは、深川ふれあいセンターや児童館等の江東区の公共施設なので
カードを中に届けてきました。

採茶庵(さいとあん)

さっきは、芭蕉庵でした。
ここは、杉山杉風(すぎやまさんぷう)という芭蕉の弟子の採茶庵です。
芭蕉は、奥の細道に出発する前、芭蕉庵を引き払っちゃって、この採茶庵に居候

奥の細道に出発するのはここからということになります。

よいしょっと。出掛けるとするか

ここから、隅田川を船で上がり、千住大橋のところから、徒歩開始になります。

長くなりました。
続きは明日ね

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

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