[宇宙]星座ロマン

宇宙シリーズ、太陽系の惑星についてやって来ましたが、
ここでちょっと離れて、星座の話をしましょう。

星座
星座って誰が決めたんでしょう。
大昔の人達は、現代の私たちより、よほど真剣に星空を見ていました。
星空は時の流れや季節の変化を教えてくれたからです。

現在私たちが使っている星座の名前はヨーロッパから伝わったものですが
そのルーツは古代のメソポタミア地方に遡ります

今から5000年も前の話です。
この地に住んでいた人は羊を飼って暮らしていました。
時計やカレンダーになる星空を暮らしに役立てるため
星に名前をつけ、星座を作って、そこに物語を加えていきました

紀元前700年頃のバビロニアの遺跡から出土した粘土版には
36の星座が書かれています。

この星座が、古代ギリシャに伝えられ、ヨーロッパ文明の基礎となっていくのです。
イタリアのローマ市で、国際天文学連合という組織の第一回会合が開催されました。
そこで話し合われたのが、星座の名前の統一化

どうだろう。ここは乙女座ってことで

良いじゃないか。ロマンチックだねえ。物語を聞かせてくれないか。

星占い
〇月〇日生まれの人は何座って良く言いますね
12個に分かれます。
これらの星座は太陽の通り道にあるんです。
黄道十二星座と言います。

その生まれた日にその星座がきれいに見えるという訳ではありません。
その月に、太陽のバックにその星座があるということ。
太陽が出ているということは昼間なので、
その月にその星座は全く見えません。
あら残念!

おひつじ座(牡羊座、Aries)
おうし座(牡牛座、Taurus)
ふたご座(双子座、Gemini)
かに座(蟹座、Cancer)
しし座(獅子座、Leo)
おとめ座(乙女座、Virgo)
てんびん座(天秤座、Libra)
さそり座(蠍座、Scorpius)
いて座(射手座、Sagittarius)
やぎ座(山羊座、Capricornus)
みずがめ座(水瓶座、Aquarius)
うお座(魚座、Pisces)

実は私はちょっと嘘を言っています。

例えば牡羊座の人が生まれたとき、太陽のバックには牡羊座。

昔、カルデアで宿命占星術が生まれたころはそうだったんです。
ところが、現在では太陽の位置はうお座の近くに移っています。
「地球の歳差運動」というのがあって、太陽の位置は約2000年ごとに
星座1つ分ずれて行っています。

ちゅうことは、星占いも本当はお隣の星座が適用されるということになります。
ああ、ややこしい。
聞かなかったことにしてください。

さあ、良い機会なので覚えてみましょう。

短歌の五七五七七にするのが情緒あります。

羊牛 双子蟹獅子 乙女の座 天秤誘いて ヤギ水と魚
(ひつじうし ふたごかにしし おとめのざ てんびんさそいて やぎみずとうお)

羊や牛、双子の蟹と獅子など珍しい動物がたくさんいる動物園に、一人の美しい女性がやってきた。
そこに天秤というイケメン男性がやってきて、その女性を食事に誘います。

一緒に食事でもいかがですか

あら、良いわよ

動物園内にあるレストランでヤギを見つめながら、
水を飲みつつ魚料理を食べました。

めでたしめでたし。
(何がよ)

[科学]シリーズはこちら(少し下げてね)

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