江戸川区、平井の散策

23区内で、家から一番遠いのが江戸川区。どうしても行く回数が少なくなります。
5箇所のみ
こりゃいかん

図書館で江戸川区史跡散歩を借りて、いざ

江戸川区は江戸川区ってくらいですから
荒川より東で荒川と江戸川に挟まれた間

と思いきや、ほんの少しだけ荒川より西の地区があります。
平井地区
江戸川区初心者としては、そこから始めることに致しましょう。

燈明寺
別名、平井聖天(しょうでん)
関東三大聖天のひとつです。
待乳山聖天、妻沼聖天堂とここ

聖天さまとは「天」がついている事から分かるように
元々は仏教以外の神様
聖天さまはヒンズー教です
こんな格好をしています。

斬新ですね

こちらが聖天堂

前のガラスに光が反射してうまく写りませんでしたが
とても豪華な折り上げ格天井に
鹿鳴館で使用していたというイタリア製の豪華なシャンデリア

こちらが本堂
でかいっ

私はいっぱい寺は見ていますが、最大級の大きさです。

平井諏訪神社
とても綺麗な建物でした。

小さな富士塚

旧中川


河原のある川に出ると、急に時間がゆったりに流れ出す。
何故だろうなあ

コカ・コーラ社の自販機があったぞ
あれやってみよう。
この前、缶コーヒー買ったらタブの後ろに「当たり」って出ていた。
QRコードを読み込んでこちゃこちゃやったら
通信機能付きの自販機なら、スマホ(私の場合はタブレット)をかざすともう一本もらえると。
残念ながら、家の近くのコカ・コーラ社の自販機ではかざしてもウンともスンとも

かざすと画面にどれにしますか、とその自販機で扱っている6種類のコーヒー
これっ
ガシャン
おおおっ。これが文明というものか

カシャッ
えっ

まさか!当たりが数珠つなぎ
そんなことして良いの?コカ・コーラさん
なんて太っ腹なんでしょう。
まるで布袋さんのようです。

私はコカ・コーラさんに帰依します。
南無コカ・コーラ

さすがに2本連続で飲むのはキツいので
取り出して、鞄に入れて持ち歩くことにしました。
もし、こいつも当たっていたら、会社にお礼の手紙を出しましょう。
あとのお楽しみ。

安養寺

中に平井弁天

富士塚もあります

平井地区はもれなく富士塚がついてきます、って感じ

このあとは引き返して、駅の逆側
ステーキハウスで、シーフードランチを食べました。

あっ、そうだ!
いよいよ、あとのお楽しみの時が来たようです。
カシャッ

ダ、Wチャンスとな
ダブルとはなんなのだぁ
アプリを色々見てみると、どうのこうのアクセスすると何かが当たる
ちゅうことは、ハズレってことなのかも。
そりゃそうだわね

大丈夫。南無コカ・コーラは取り消しません。

逆井公園

公園内に一戸建てが三つも

善福寺

さすが、浄土真宗本願寺派
築地本願寺を彷彿とさせる建物です。

ここに何故あるの?ってものがある
中将姫()の蓮の糸で織った曼荼羅(まんだら)

何でしょそれは。
では、中将姫の物語から。

藤原鎌足の孫、藤原豊成夫婦には子供が出来ませんでした。
どうしても子供が欲しい。

奈良の木本明神で7日間祈り続けます。
すると目の前に観音菩薩が現れます。

八方手を尽くしたのですが、どうしてもあなたたちの子供を見つけることが出来ませんでした。
あなたたちいずれかの命と引き換えなら何とかなるのですが
そういう訳にもいきませんから。

いえ、子供が授かるなら、命は惜しくございません。
ぜひに。ぜひに。

そうして産まれたのが中将姫でした。

約束は子供が3歳まではそのまま
でも3歳を過ぎると、父母どちらかの命が途切れる。

可愛い子供との限りある時間を目一杯に楽しみます。

ところが、3歳を過ぎても変わる様子がありません。

5歳になって、母親が
あんな約束結局関係無かったんだわ。

そう言ったすぐあと
母親は病気で亡くなってしまいます。

お母さんが大好きだった中将姫
でも悲しい顔は見せまいと耐えます
仏教に救いを見出だし、ひたすらにお経を唱える毎日。
時が流れ、中将姫の心の傷も癒えたかに思えましたが
ある日、楽しそうな母子の姿を見て、やはり母親が欲しくなります。

お母さんが欲しい

豊成は再婚を決意します。

後妻に来たのが照夜の前
最初は問題なかったのですが、ちょっとしたきっかけで
中将姫の事を嫌うようになります。

一旦狂い出した歯車
どんどん悪い方向に考えるようになり
とうとうある日、照夜の前は部下の嘉藤太に、中将姫を殺害するように命じます。

ひばり山に誘い出した嘉藤太は、刀を構えます。
全てを理解した中将姫

最後のお願いがあります。
毎日唱えているお経を唱えさせてください。

その姿を見た嘉藤太

私には・・・出来ない。

一方の照夜の前
自分は取り返しのつかないことをしてしまった、と気付き
心底反省して、自ら命を絶ってしまうのです。

図らずも、自分のために二人の母を亡くすことになり
中将姫は出家を決意します。

ただ修行に没頭する毎日
そして、ある日忽然と、目の前に阿弥陀如来が現れます。
蓮を集めなさい。

蓮を集め、その茎から糸を作ります。

そして、阿弥陀如来が乗り移り
一夜にして、その糸で、曼荼羅を作り上げるのです。

13年後に迎えに来ます。と去っていった阿弥陀如来
約束通り13年後にやって来て、
中将姫は、極楽浄土へと旅立ちます。

長くなりました。
その曼荼羅が、ここ善福寺にあると。
秘宝なので特別な事がない限り、一般には公開されません。

どうしても分からないことがあります。
その曼荼羅は奈良の當麻寺(たいまじ)にあるはず
その當麻曼荼羅はこちら

分からん。二つ作ったのかな

ウォーキングはまだ続きます。
続きは明日ね

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

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