江戸川区。平井の散策の続き。

江戸川区、平井の散策
の続きです。

大法寺

昔、千葉氏が日蓮宗に帰依したとき、日蓮上人にもらった七文字を宝塔に刻んだ
人々は、広布石と呼び信仰の対象に。

何代か後になり、千葉常明の娘、万千代が疱瘡(ほうそう=天然痘)で亡くなってしまいます。

ところが、お通夜の日
広布石の功徳で
ぱっちり目を覚ます。

私、何してたの?

それ以来、疱瘡に良く効くお寺ということになります。

うーむ、その宝塔が良く分からない。今は無いのかなあ
これ?

宝塔って今回のウォーキングの最初の燈明寺にもあったこういうの

下が丸いはずなんですよね。
七文字、とだけ解説に書かれているのが謎
日蓮宗で七文字と言ったら南無妙法蓮華経に決まっていると思うのですが
それならそう書くでしょう。
謎が謎を呼びます。

最勝寺
今回のウォーキングで一番行きたかったのが最勝寺です。

江戸に寛永寺の天海さんが定めたと言われている五色不動というのがあります。
六地蔵みたいに数字の付いているのは制覇したくなります。
当然五色不動も五箇所全部行きました。
目黒不動 瀧泉寺(東京都目黒区下目黒)
目白不動 金乗院(東京都豊島区高田)
目赤不動 南谷寺(東京都文京区本駒込)
目青不動 教学院(東京都世田谷区太子堂)
目黄不動 永久寺(東京都台東区三ノ輪)

一件落着のはずが、実は目黄不動ってなぜか2箇所あるんです。
ずっと長い間気になっていました。

そのもうひとつの目黄不動が
ここ最勝寺なんです。

やったあ、これで本当の完全制覇
とはいえ、かなり迫力のある不動明王を見ることは出来ませんでした。
不動堂は閉まっておりました。
ネットで出ている不動明王はこんな感じ

それだけで目的達成となりそうなものですが
江戸川区史跡散歩の本に、有名人の墓が3つもあると書いてありました。

烏亭焉馬(落語家)、富田木歩(俳人)、徳三宝(柔道家)

う、うていえんばかいっ
烏亭焉馬は江戸検定やっていると絶対に覚えておかなければならない人

江戸落語を初めて行った人は、鹿野武左衛門
ただ、この人一代だけでブームが起きるほどにはならなかった。

実質落語の祖は烏亭焉馬
若干マニアックなので、ウォーキングしていても烏亭焉馬がらみの場所は今回が初めて。

ワクワクドキドキ
せっかくだから、他の二人も、今回初めて聞く名前だけど予め調べておこう。

お昼に、シーフードランチを食べながら
富田木歩をネットで調べていると
な、何なんだこの壮絶な人生は

26歳の若さで生涯を閉じるのだけど
その最期のところを読んでいると、涙が溢れてきた。
これは何としても墓に手を合わせなければ。

ところがです。
今まで有名人の墓は思い切り見てきましたが
お寺によって、親切に場所を書いてくれているところもあれば
そうじゃないところもある
最勝寺は後者の方

そういう場合、色々探すテクニックを身に付けては来ていますが
やっぱり分からずじまい、というのも結構あります。

今回最難関。その場ですら何とも書いてくれていない。
徳三宝だけは見つかりましたが
他は分かりませんでした。

20分くらい粘りました。
諦めよう。

荒川
最勝寺から荒川はすぐです。
荒川に出ましょう



ああ、気持ち良い
思い切り深呼吸


急にさっきの墓が気になりました。
グーグルマップで見ると烏亭焉馬の方の写真は出ていました。

引き返そう。

結果、ようやく烏亭焉馬の墓を見つけました

富田木歩についてはやっぱり分かりませんでした。
富田木歩についてですが
ここで話すと長くなりすぎますので、回を改めたいと思います。
今、本も取り寄せています。
本も読んで、近いうちに書こうと思います。

逆井の富士塚
今回富士塚は3つめですが、一番大きな富士塚です。6m


おびただしい量の石碑でした。

旧中川
旧中川沿いに東大島方面へ


逆井の渡しの跡です


江戸時代にはとても風光明媚な場所で
歌川広重の絵にも描かれています

今日もこのサギたちの後輩であろうと思われる中サギがおりました。

広重によろしくね。

大島小松川公園
ひ、広いっ


ただただ芝生が広大に広がる公園は今までいくつか見ましたが、
間違いなく今まで見た中で最大です。

季節の広場も

紅葉も素晴らしかった

[おでかけ]シリーズはこちら(少し下げてね)

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