カミさんのすごいとこ(方向音痴)

女性は皆さん、「私って方向音痴だから」と言います。
実際にその割合はかなり多いようで、本やテレビでも取り上げられています。

カミさんは、そんなレベルではありませんでした。
桁違いの方向音痴。
なぜなら、「カミさんの田舎はすごいとこ」で
道は基本的には一本しかありません。
まっすぐではなく、くねくね曲がるよくある山の道。
山を超えたりするときは人間が通れるだけの山道があると言えばあります。
少なくとも交差点みたいなややこしいやつは、一切ない世界です。
道を考えながら歩くというようなことは全く未経験で、東京に来ちゃいました。

ただ、カミさんも、東京に来て何十年にもなります。
さすがに今は、「女性にありがちな一般的な方向音痴」のレベルにはなりました。
これは、桁が違っていたころの話です。

地図は見ない、人には聞かない
道に迷っても地図は見ません。
地図をほとんど見たことがないので、見方が分からないからです。
人にも聞きません。
聞いて行けるような「一般的なレベル」ではないからです。

本人は、動物的な勘があると言い張っています。
そんなものはないから、方向音痴なんですが。

第一の解決策は、ずんずん歩く。
動物的な勘を信じ、ひたすらに歩く。

それで行けるはずがありませんね。

東急ハンズ
渋谷の東急ハンズに連れていってもらったことがあるそうです。
とても気に入って、またひとりで来ようと思ったそうです。
恐ろしいことを思ったもんです。

さあここでクイズです。
東急ハンズに行きつくまでにどれくらいかかったでしょうか。

正解は

2か月です。

第二の解決策があるんです。
あきらめる。

カミさんのレベルになると腹が座っています。
行けなきゃ素直にあきらめます。

機会があったら再挑戦して、また行けなきゃまた再挑戦。
前回ダメだった道を覚える気もないので、何の進歩もないままに再挑戦です。

2か月目になぜ行けたかは不明ですが。

渋谷の駅を降りてもらえれば、「TOKYU HANDS」の広告がでっかく目につきます。
そこに東急ハンズのマーク、羽が両側に出ているマークがついています。
本人は、あれを場所を示す指さしマークだと言っています。
右からでも左からでも行けますよ。
それに惑わされたと。
いや、そういう問題じゃないと思いますけど。

付き合ってる頃、デートの待ち合わせとかすると大変でしたよ。
すぐあきらめちゃいますから。
ケータイがない時代は大変でした。

確かに東京は、カミさんの、山歩きで鍛えられた脚力でずんずん歩くとどっかの駅に着きます。
そこから家に帰るすべは何とか身につけている。

例えば2人で遊んでいて、カミさんがトイレに行っただけでもひやひやでした。
元のところには戻ってこれませんから。

一緒に家に帰ろうとしていて、左手の文房具屋さんなりにちょっと立ち寄る。
店を出ると、元の道の方に戻ろうとする。
おいおい、戻ってどないすんねん。
こんなのは日常茶飯事で、通常レベルの今でもそうです。

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方向音痴話は一回じゃ終わりませんので、続きは次回。

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