カミさんの田舎&大阪弁 (ものもらい)

カミさんの田舎の奥三河と、私の出身の関西(兵庫県)の言葉の話題です。

めばちこ
関西では、ものもらいのことを「めばちこ」と言います。
目にバイ菌が入って腫れるやつ。
医学的には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)って言うんですって。

めばちこって、何とも良い響きだと思いません?
目のはれ上がった感じ。
まばたきするときに「めばちこ」って音がする気がしてくる。
言う度に、ちょっと面白いコミカルな感じがしてとても好きな言葉だった。
ものもらいという表現も知ってはいたが、ここはめばちこに統一すべきだろうと思っていた。

めこんちき
カミさんと知り合って、たまたま、カミさんにめばちこができた。

めこんちきが…

ええっ、今何て?
めばちこのこと?

ええっ、今何て?
めこんちきのこと?

負けた。
東栄町恐るべし。
めばちこより、めこんちきの方が何となく笑える。

ひょっとして、「目金色」が語源だろうか。
とすると、輝いている。

下調べ
この話題を書こうと思って、ネットで調べてみた。

そもそも、関東でなんでものもらいっていうかというと、
麦粒腫ができると、近所からものをもらうと治るという言い伝えから来てるんですって。

へえ、そうなんだ。

もっとびっくりしたのが、めこんちき。
「目金色」ではなかった。

めこじき。
愛知県一帯は、めこじきらしい。
由来は、なんとものもらいと一緒。
近所からものをもらうから、目こじき。
奥三河ではそれがさらに若干なまったんだろう。
めこじきでは笑えないが、めこんちきでは笑える。
いい訛りだ。

めばちこの語源は諸説あってよく分からないようだ。

それ以外
調べると、色んな言葉が全国で使われているみたい。
めいぼ、めんぼ、めぼ等は目のイボが語源で、これも全国にけっこうちらばっている。

面白いのが熊本。
おひめさん。

そないなところにおひめさんがいるとは。

近いのが、佐賀の一部で、おきゃくさん。
沖縄の一部で、おともだち。

さらにすごいのが、宮城県。
ばか。

すばらしい。

これらの言葉は何としても保存したいものですね。

地方局のテレビは、方言でしゃべらないといけない、
みたいな法律は作れないんでしょうか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です