四ツ木の散歩。月光院と翼くん

立石様はほんとはでかい
の続きです。

白髭神社

元は白髭神社ではなく、
客人(まろうど)大権現と言っていました。

まろうど、とは客人と書くように、たまに来る神様
一生懸命おもてなしすれば、ご利益もいっぱいもたらせてくれます。

江戸時代、ここは女性たちに大人気でした。

6代将軍家宣の側室左京局(後の月光院)が客人(まろうど)大権現を熱心に信心し
そのお陰で、お世継ぎ、7代将軍家継に恵まれたのです。

そうなると、大奥の女性たちが、こぞって客人大権現に日参するようになりました。
さらに、遊廓の遊女とかにも人気が広がり
女性の中では客人大権現さまさま

ただ、大権現というのは、神仏習合の神様。
仏様が姿を変えて神様になっているということなので
明治政府になると廃仏毀釈の風が吹き荒れ
大権現が許されなくなりました。

むりやり白髭神社と合併させられ、
白髭神社と名前を変えたのです。

林柔寺

こちらも、月光院のゆかりの場所
月光院の位牌があるそうです。
見ることは叶いませんでしたが。

月光院と言えば、天英院との恐るべきバトル
以前、私のブログで書きましたが
7年間やっているブログの中で
アクセス数累計第2位です
よろしかったら読んでみてくださいね
天英院と月光院、あな恐ろしや大奥女のバトル
7年もかけて、12000ちょっとなので、人気ブロガーさんからするとゴミみたいなものですが。
ちなみに一位は
巫女さん入門。紙垂(しで)の作り方

浄光寺(木下川(きねがわ)薬師)

超大物です。
出来たのも貞観2(860)年というから、歴史検定で言うと応天門の変のあたり
平安時代の最初の頃です。
規模的にも、一時期は七堂伽藍を備えていたというから、どでかい敷地

本尊の薬師如来像は、伝教大師最澄が作ろうとしたもの
途中まで作って、広智という僧にあげる

まだ途中なんだけど悪いね

この地まで来て、置いていった。
将来名のある僧が必ずこの地に立派な寺を作るだろうと予言を残して。

時は流れ、慈覚大師円仁
夢枕に最澄が現れ
あと頼んだよ

円仁と言えばあちこちで寺を作りまくっている偉いひと
浅草寺もね

浅草寺は金龍山浅草寺なので
こっちは、青龍山浄光寺

浅草寺の末寺の中では筆頭

作りかけの仏像は円仁が引き継いで作ったのかとても気になるんだけど
そこは良く分からない

戦国時代の争乱で焼失してしまい、寺領も没収されてしまうんだけど
家康が、貴重な寺なので勿体ないと再興
七堂伽藍とまではいかないが
将軍が何度か御成りしている

これは3代将軍家光の植えた松

この碑の字は勝海舟

こちらは大物政治家にして日本大学の創始者、山田顕義の碑

その横は加藤ひなのの碑
日本の芝居の創生期に、女優さんをいっぱい育てた偉いひと



荒川
ここまで来たら荒川に出たい


西光寺

一時期、葛飾区一帯を納めていた、葛西清重が住んでいた場所

源頼朝が挙兵したものの、第二戦の石橋山の戦いで大敗
船で安房に逃げたとき
真っ先に駆けつけ、大きく再出発に貢献した。

大空翼くん
人気漫画のキャプテン翼の故郷
公園に、翼くんの銅像が立っておりました


後で分かったのですが、キャプテン翼のそれ以外のキャラクターの銅像も
色んなところに立っているようです。
亀有の両さんの銅像のように、銅像巡りするのも楽しそうです。

四ツ木駅
帰りは京成線の四ツ木駅から
おおっ、翼くんだ

中に入ると、階段もホームもキャプテン翼だらけ

なんと、構内アナウンス
まもなく電車がまいります。黄色い線までお下がりください
も翼くんの声でした。

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です