[歳時記]9/1 コカ・コーラが日本に初登場

9/1

大正9(1920)年9月1日、コカ・コーラが日本に初登場。
食料品店の明治屋と満平薬局が同時に発売した。

1886年にアメリカのジョージア州アトランタの薬剤師ジョン・S・ベンパートンが、
熱帯アフリカ原産であるコラの木の種子を使ってつくり出した
最初は、あくまでも薬剤として開発された。
これを彼の友人がソーダ水で割って、コカ・コーラとして売り出したのが始まり。

コーラは、正しくはKOLAと書くが、視覚的効果を考えてCOLAでいこう。

もともと薬剤として開発されたので、薬局でも販売。

日本では「純良衛生飲料」として販売されていた。
食料品店の明治屋でも「衛生的にも嗜好的にももっとも進歩し世界的清涼飲料水」
という広告で売り出したというから、
食料品というよりは、むしろ薬に近い扱いだったみたい

ところが、これだけ力を入れて売り出したのに、実際はほとんど売れなかった。
匂いがあまりに薬くさいために、ちょっと勘弁
日本のコカ・コーラは販売が中止されてしまうのです

確かに、私も最初飲んだときは、薬くさいと思いました。

戦後
日本でコカ・コーラが有名になったのは、戦後昭和21(1946)年の春のこと。
アメリカの占領軍に続いて日本に渡ってきた。

終戦当時は、占領軍専用に販売されるコーラだったんですが
昭和36(1961)年の貿易の自由化によって、一般の人びとにも行き渡るようになります。
やがて大ヒット商品に


味も昔から変わった気がしますが、どうなんでしょう。

なじみ
ずいぶん前ではありますが、仕事の相手として1年近くお世話になったので
コカ・コーラには、とても親近感があります。

日本全国がいくつかの販売会社に分かれていて
それぞれの会社は最初は地域の昔からの優良企業から始まっています

結構、元なんとか酒造って会社が多いのであれほどのビッグな飲料会社なのに
お酒の類いを扱わないんです
キリンとの大きな違いです

その時、面白いなあと思ったのがビン
コカ・コーラと言えば誰もが頭に思い描くあのかっこいいビン

あれって、経理的に言うと、預かり金なんです。
コカ・コーラ側から言うと、ビンのコカ・コーラ一本お買上いただいたとすると
その代金全てが売上金ではない。
そのうちの数円のビン代は預かり金

だから、お客様がビンごと持って帰るんじゃなく
その場で飲んで、ビンを返してくれたら
ビン代を返さなきゃいけない

もし、道端で拾ったビンを、コカ・コーラを売っているお店に持って行ったら
ビン代をくれるはずです。

[季節]シリーズはこちら(少し下げてね)

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