江戸城が荒廃していた。見て興奮

昨日、皇居に行ったエピソードをお話ししましたが
一般参賀の後は、本来の目的です
地図

写真集を借りていました
「写真でみる江戸東京」という本です。
東京の、色んな場所の古い写真が出ているのですが
半分ほどを占める一番メインになっているのが「旧江戸城写真帖」という写真集からの写真
明治4年に江戸城の中で撮影されたものです。

坂本龍馬の写真も残っているくらいですから、写真の技術も有るにはあった訳です。
でも、現実にちょんまげを結って、刀を差している人が写っている写真を現実に見ると
おおーっ、時代劇でやっていることって現実だったんだって、感動。

そして、ほんの一部には、洋服を着ている人もいる。
面白いのが、着物で刀を差している人が、洋傘をさしているということ。
雨でもないのに、日傘代わり

旧江戸城写真帖
旧江戸城写真帖には、目的が有りました。

1868年(慶応4年)4月11日を最後に、280年ほど住んでいた徳川一族が、城外に去る
江戸城がもぬけの殻になる
西の丸下や三の丸外に延々と屋根が続いていた譜代大名の家屋敷が次第に撤去されていく

それから、3年後の1871年
厳重に警備されて、だれひとり入れなくなっていた江戸城。
3年たつと荒廃してしまっていた。
日々草むし、白壁は、剥がれてしまいつつあった。

蜷川のりたねという明治政府の役人が、情況を憂い、記録として写真に残さねばと、申し出たのである。

荒れ果てた状態が、写真で良く分かる
とても貴重な写真集

確認
皇居をウォーキングするなら、それぞれの写真の場所に行って景色を思い浮かべ、感じてみたいと思いました。
そして、今日

その時の、地図を見、写真を見比べて
この辺りから見たわけね

そして、現在の様子となっている写真と同じ景色を探す
あった、ここだ。
昔は、ここからこういう景色で見えたのか

今という時期、荒廃していた明治4年、そして栄華を極めた江戸時代
3つの時代を頭のなかで、重ね合わせる

面白い。とても面白い
これをやっぱりウォーキングイベントにしよう

この辺は一緒やん、とか
この辺は今は取り壊されて、全然景色違うんやね、とか

写真に撮影者が、「巽三重櫓」みたいに解説を書き入れているんだけど
ええっと思ったのが、遠くの景色に「ツキジホテル」とカタカナで書いてあったこと
明治4年に「ツキジホテル」という建物が有ったという事です

いやあ、興奮した一日でした。

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ

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