(9/30の事です)
週末のお出かけ、江戸川区にまいりましょう
江戸川区郷土資料館に行った時に入手した「江戸川区の史跡と名所」
後はいつもの歴史の散歩道シリーズの6荒川区足立区葛飾区江戸川区、を組合せ
船堀から
以前、江戸川区で船堀駅まで歩きました
江戸川区ウォーキング、親水公園のチャンピオン
今度は、船堀駅から南へ下りましょう
途中、船堀小学校で、運動会をやっていました
小学校と言えばソーラン節
以前、ラジオで、関係無い小学校の運動会を見るだけで泣けてきちゃう、と言っている人がいました。
まずいっ、そのモードに入りそう
法然寺
そのものズバリの名前、浄土宗です
たまたま、庭の植木屋さんの作業中で、お寺の住職さんもおられました
すみません、この本を見て来たんですが
案内していただけました
■庚申塔。一番右が万治2(1659)年、真ん中が寛文6(1666)年のもの
将軍でいうと両方とも4代将軍家綱の時代なので思いきり古い
明暦の大火のすぐあと
かなりの数の庚申塔は見てきているが、ここまで古いのはなかなかない
感動
■筆子塚2つ
筆子塚って何かというと、寺子屋の先生が死んだとき、昔その先生に学んだ子供たちが
お金を出しあって、先生の供養塔をたてるもの
気持ちが嬉しいですよね
安楽寺
■鐘楼門(しょうろうもん)
色んな形式の門がありますが、私は鐘楼門が一番好き
いきなり門の上に鐘があるわけですから、かっこいいですよね
数々の門を見ましたが、鐘楼門は片手で数えられるくらい
■筆子塚
ここにも筆子塚
宇喜田公園
このあたり一帯は宇喜田地区
ひょっとしてあの関が原の戦い西軍の実質総大将、宇喜多秀家の関連か
と思いましたが違いました。
宇田川喜兵衛の新田、で宇喜田
このあたりをいっぱい新田開発したすごい人
ここで腹ごしらえ
ベトナム料理フォーの専門店がありました
こじんまりしていて、女性主人一人で切り盛りしているお店
内装がきれいで、ベトナムの景色が飾られていたりして
フォーも美味しかったし
ベトナムに行ってみたくなりました
行船公園(ぎょうせんこうえん)
宇喜田公園はとても広いのですが、その横がまたまたとても広い行船公園
地元の大地主、田中源さんが東京都に寄付
東京都が江戸川区に移譲
行船公園の中に「平成庭園」
一目で分かった
違う
区の公園の中にちょこっと作られた日本庭園とレベルが違う
これが本当に無料の日本庭園なのか
都立9庭園や、有名結婚式場やホテルの日本庭園と全く引けをとらない
江戸川区、まさかここまで
通常、雪見灯篭を起きたいところ、岬灯篭をこんなに効果に配置しているとは
落差をとれない滝を、カーブさせる形と真近に見れるメリットで補う
一番驚いたのが、これ
日本庭園って一定の範疇のアイテムをどう組合せ、
それぞれのレベルをどうあげるかなのだけど
日本庭園で今まで見たことがないものがあった
渦巻き
強力なポンプで水の流れを作れる「現代」の日本庭園でしか実現しえない
これが「平成庭園」なのか
そうか、この手があったか
日本庭園と西洋庭園は明確に違う
日本庭園は自然にあるものを「見立て」てその景色を再現する
西洋は逆に自然にないものを人間が作り得たことを美しいと感じる
西洋庭園は直線直角、左右対称
水は日本庭園においては滝。上から下に落ちる
西洋庭園は噴水。下から上に吹き上げる
日本庭園において、噴水は厳禁
噴水ではない
この程度なら、自然界にも「湧き水」として存在する
恐るべし「平成庭園」
枯山水
まさか、池泉回遊型庭園と、枯山水を両方見れようとは
鯉
子供たちが大喜びで餌をあげている
平成庭園を出たところにこんなものがあった
3代将軍家光に献上した灯篭
大猷院(たいゆういん)とあり、大猷院は家光の法号(亡くなってからの名前)なので間違いない
現在の福島県いわき市を当時知行としていた内藤忠興氏が家光公の一周忌を悼み献上したもののようです。
とても貴重なものであることに間違いはないのですが
ウォーキングしていると、意外にも、同じタイプのものを家光に限らず何ヵ所かで見ました。
家の近くの延命寺やホテルニューオータニの庭園内、あともう一ヶ所
各藩に献上させたので数的にはそこそこあったのかもしれません
寛永寺だったり増上寺を縮小する際に、欲しい人に払い下げた
例えば、うちの近くの延命寺のものについていうと
西武グループがどっさり買い上げた
でも結局は倉庫に眠っているだけであまり何にも使わなかったので
あるとき、大バーゲンセール
それを延命寺が勝ったようです。
延命寺では色んな将軍への献上のものが4種類くらいあった気がする
とても驚いた平成庭園ですが
同じく行船公園内で、さらに驚くことになります
続きは次回
[お出かけ]シリーズはこちら(少し下げてね)