大森貝塚のモースさんって面白い人だったのね

今度、ウォーキング同好会で、東海道を歩こうイベントの第二弾

大森を通るもんで、ちょっと道が離れるんだけど
大森通るのに大森貝塚に行かん訳にはいかないでしょう
ってことで
大森貝塚遺跡記念庭園も下見してきました。

モースさん
大森貝塚って、外国人のモースさんが発見した。
これは、学校で習ったから知っているけど
ホントにそれだけしか知らなかった

本番までにはちょこっと調べとくかなあという程度
モースっていう発音がね
ぎょちょうもくもうすかもうすか(魚鳥木申すか申すか)
モースモース(申す申す)
ってゲームやりませんでした?
思い出すなあ

江戸検定の参考書読んでいると気になる事が書いてありました

日本その日その日
大森貝塚を発見したモースが書いたのは、日本その日その日
はい?
何でしょ、あのモースさんが書いたと言ってますね

急にモースさんという人が気になりググってみました

モースさんって
どうも面白い人のようです。

動物学者
進化論に反対してるみたいな感じ
腕足類っていうのを研究している
その内、シャミセンガイというのの研究のために明治10年に来日

そこからの色んな話を、日本その日その日というタイトルで本にしている

早速、図書館で借りて流し読みしました。

面白いわ。

元々、明治維新後の文明開花が大好き。
ちょうどその頃に外国人が日本に来て、
これは不思議と色んな事を書いてくれている。
なおかつ、その文章が、お堅いだけでなく、ちょっとユーモアがあったりする
良いじゃないですか

さらに、自分で書いたイラストが、あちこちにちりばめられていて
肩がこらない
面白いのが、そのイラストなんだけど
なんと両手で書けるんだと
右手で右の方、左手で左の方を同時に書いて一つの絵にしちゃうという特技の持ち主
どんな頭の構造やろ

東京大学の初代の動物学教授になる
学生の前でも2本のチョークで黒板に特技を披露
拍手喝采だったそうです

横浜に着いて
最初に横浜に着いた時のエピソードが面白い

船を降りて、目的地に向かおうとすると
人力車が着いてくる
その手には乗るかと英語で追い払う。
向こうは言葉が分からない。
いつまで着いてくるんだと言うほど諦めず着いてくる
怒った顔をしてもダメだから、
試しにニコッと笑って見ると、ニコッと笑い返してくる

さては道に迷うだろうと踏んで、それまでついてくるつもりだな

迷った。

負けた。
乗せてもらう事にしよう。

それ以降人力車をひいきにすることになる

日本人
モースさんからみて、日本人の面白いところを色々書いてあるんですが
印象に残ったのをいくつか

日本人の女性は半分近くが赤ちゃんをおぶっている
子供がまた、かなりの数赤ちゃんをおぶっている
これにかなり驚いている

へえー、外国では赤ちゃんをおぶらないんですね

そして、その赤ちゃんがこれまた礼儀正しいと
おそらく世界で一番礼儀正しいのが日本の赤ちゃんだと書いてある
泣くこともほとんどなく、静かにしていると。
立たされて、頭の髪の毛をカミソリで剃られるんだけど
抵抗することもなく、じっとしていると。

面白いでしょう。
たまたま、その子は大人しかったんですかね。

驚いたのが、だれひとり帽子をかぶっていなこと。
まして、男性は頭のてっぺんをそりあげている。
大丈夫なんだろうか

うーん、そうきましたか
面白い視点ですね。
そんなところにビックリするんですね。

陸蒸気で
その後、陸蒸気で東京に向かうんですが
その車窓から、大森の貝塚を見つける
この肝心なエピソードが、日本その日その日に乗っていない

残念っ

陶器
その後、大森貝塚を発掘
その発掘で掘り出した土器がきっかけで、陶器に興味を持つことになる
陶器のコレクションもかなりの数に登るらしい
陶器の事を教わりに、蜷川式胤(にながわたねのり)さんのところに行ったと書いてある

ん?
聞いたこと有る名前
まさかっ

覚えておられるかたがひょっとして。
明治4年に江戸城が荒廃しているところの写真が撮られ
写真集が出ている
それがきっかけで、私は、江戸城や文明開花にはまった
旧江戸城写真帖という写真集

何となんと、その作者こそ蜷川式胤さん
陶器の専門家だなんて全く知らなかった

とてもびっくり

いろんなところで繋がるもんですね

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