身近にあふれる「神社と神様」が3時間で分かる、という本を読んでいたのですが
その中に絶対毎日口にするのに意味を分かっていなくてビックリした言葉があったので紹介します
神道の考え方には、言霊(ことだま)という考え方があります
魂はどこにも存在しますが言葉にも付着して神としての力を発揮する
思いやりや優しさをもって、よい言葉を使ったならよい言葉で帰ってくる
それが言葉に魂が宿るという「言霊(ことだま)」進行です
その例として書かれていたのが「行ってきます」でした
行ってきます
毎日、「行ってきます」と言って家を出ます
この言葉の意味を考えた事もなかった
行きますよ、という宣言だとしか
行ってらっしゃい、は「はい行きなさい」くらいの意味だろうと
違っていました
行って来ます
すなわち「行きます」と「帰って来ます」の合体版
もうすでに行く直前において、帰ってくることまで一緒に宣言している
行ってらっしゃい
「行きなさい」と「帰ってらっしゃい」の合体版
行ってきます、は単なる宣言ではなく
そこに言霊が宿るから、言葉にして発することで、神の力が働き
無事に帰ってくることができる
行ってらっしゃい、を口にすることで
帰ってきて欲しいという願いが表現され
これでまた、無事に帰ってきてもらう事ができる
引き戻しの言霊というそうです
ただいま(戻りました)
言霊に守られ、約束通り無事に戻る事ができました
神様ありがとうございます
お帰りなさい
約束を守って帰ってきてくれてましたね。ありがとうございます
そして、言霊で守ってくれた神様ありがとうございます
行って来ます、と言っても、行ってらっしゃいと返してもらえない独り暮らしの人なんていっぱいいる
私はなんて幸せなんだろう
その確認が毎日できている
何が成就できる訳でもない、平平凡凡な日常であるという事の幸せ
歴史上、行ってきますと言えなかった事がある
神風特攻隊
失敗して帰ってくることは恥とされた
「行ってきます」とは言えなかったらしい
「行きます!」