[首相]43 大平正芳。アーウー
の続きです
明確に覚えています。
新聞のどでかい大見出しの文字
あとにも先にもあそこまで大きな文字の見出しを見たことがない
後半、そこへ向けてです
大平政権
いよいよ、大平政権がスタート
一番の功績は第一回東京サミットでしょう

アジアでのサミットはこの時が初めて
アメリカのカーター大統領、イギリスのサッチャー新首相、フランスのジスカールデスタン大統領、西ドイツのシュミット首相、イタリアのアンドレオッチ首相、カナダのクラーク新首相の各国トップと、ジェンキンズ欧州委員会委員長
大平正芳はサミット初参加
元赤坂の迎賓館「羽衣の間」において第1回会議がスタートした。
議長役を務める大平総理が挨拶に立つ。
「今回、イギリス、カナダの首脳を新メンバーとして迎える喜びをここに表します。
同時に、初参加の私もまた、みなさんから祝福されていいのではないかと思います」
第2次オイルショックの後であり、日本は石油政策において孤立していた
石油を全面的に海外に依存している日本だけは、
各国が協調しようとしている石油輸入量の数値目標を受け入れる訳にいかない
やはりほぼこの問題だけで会議は進むが、解決の糸口がつかめない
昼食時、いまひとつ食事が手についていない、大平首相に
「どうかされましたか?」
「石油の事を考えると食事が喉を通らないのです」
どっと沸いて、場が穏やかに。
カーター大統領が助け舟を出してくれて
結局日本だけは特別扱いされた数値目標になった
エネルギー問題をなんとかしようと、省エネルックっていうのもありました

順調に行くかと思われた大平政権だが
何度か歴代首相が挑戦しては選挙で大負けしてしまうセオリー
消費税構想を打ち出す
野党からは内閣不信任決議案
自民党内ですら大反対
消費税構想で解散総選挙と行きたかったのだけど
自民党内のあまりにも強烈な反対を受け
消費税構想は引っ込めた上で、解散総選挙
でもやっぱり選挙で大敗し、自民党は過半数割れ
40日抗争
責任を取れ!
党内のあちこちから声が上がる
その中心が福田赳夫
総選挙後の国会では、前代未聞
自民党から、大平正芳と福田赳夫の二人が首班指名候補者となる
40日も首相が決まらず、40日抗争と呼ばれる
田中角栄の助けを得て僅差で勝利
第二次大平内閣発足
ところが、浜田公一ラスベガス事件やKDD問題が勃発し
まだまだ党内はおおもめ
またまた野党からは内閣不信任決議案
自民党内でも73人が賛成に回り、なんと内閣不信任決議案が可決されてしまう
内閣総辞職するだろうと思われたが
大平正芳は強気の解散総選挙
参議院選挙の日程は決まっており、この時が初めての衆参同日選挙
前回大敗しているし、自民党は完全分裂状態
自民党にとって良い結果はどうにも予想できない状態だった
ところが
選挙日の10日前でした
そうです。あの大見出し
「大平首相 死去」

びっくりしたなあ
どうにも、大平正芳は福田赳夫を中心とする反対派にいじめられて死んじゃった、ってイメージ
まずいっ
反対派は態度を180度転換
大平首相はすばらしい方でした
遺志を受け継ぎ、自民党は一致団結して難局を乗りきるべくがんばります
自民党圧勝
死をもって党内融和がはかられるとは
なんとも哀しい