今日は2度目の単独添乗
コースは、同乗研修や添乗デビューの時と同じコースなので、慣れてきた
朝イチ、携帯に連絡が来る
おひとりキャンセル
うーん残念。27名になっちゃった
あしかがフラワーパークのイルミネーションが行程に入っているから
遅く始まり、遅く終わる
10時スタートなので、9:30受付スタート
えっ、なんで?
なんとひとりも来てくれない
おかしいなあ。ここの場所のはずなのに
9:40分に1組み来られたけど、それだけ
ツアーのページには、15分前には受付を済ませてください、と書いてある
9:45分にも来られていない人には、こちらから登録いただいている携帯番号に電話をかけていくことになる
まさか25人に?
9:43分から来られ出した
続けざまに来られたので、受付に忙しく時計を見る暇がない
今、何時なんだろう
最後のグループが来られた
助かったあ
ノウショウと言うんだけど、出発時刻に来られていない人がいると
無茶苦茶、色々面倒
初めてのノウショウ経験じゃなくて良かったあ
お客様がバスに乗り込まれ、出発進行
バスが動き出した後に重要な事に気づいた
お客様の数を数えるの忘れた
全てのお客様が受け付けされたのはチェックしたから分かっているけど
バスに乗ったかは別問題
動いてしまうと、シートベルトをしなきゃいけないので、車内は歩けない
お客様を置いて行っちゃうことを、業界用語で「積み残し」というんだけど
それやっちゃうと、大クレームになり、一発で出入り禁止になる
最初の休憩地のサービスエリアでようやく数えることが出来、27名お揃い。
助かったあ、気が気じゃなかった
すごい強風
これバス運転するの大変
ありがたいことに優秀なドライバーさんでちゃんと安全運転
最初のいちご狩りハウスの手前辺りから雪が振りだした。
強風に加えて雪とは
ハウスに着くと一面雪景色
あちぁー
ところが、面白いことに
お客様の中の若い人たちが大喜び
雪だるま作ったり、雪合戦したりして大はしゃぎ
これはひょっとして良かったって事?
お客様に積極的にお声かけしていく
前回よりさらに気持ちの余裕ができてきたので
どうですか、どっちのいちごの品種がお好みですか?だけじゃなく
色んな会話も出来るようになってきた
次の次の目的地では、雪はすっかり無く快晴
助かった。夜のイルミネーションが雪だとキツ過ぎる
さっき雪合戦していたカップルとかなり話し込めた
通常は、一組のお客様だけと仲良くすると他のお客様からクレームが来てご法度なんだけど
他のお客様にもどんどんお声かけしているから良いんじゃないかな
ご夫婦なんですか?
確か名字が違っていた気がする、と思いつつ聞く
ゆくゆくは
調整中なんですね
最後のあしかがフラワーパークのイルミネーション
なんともうっとり
最後の方で、さっきのカップルと出会えた
こんなロマンチックな場所そうそうあるもんじゃないと
彼氏の方だけ手招きして呼ぶ
ここでプロポーズしちゃえば良いのに
えええっ。ちょっとまだなんすよ
でも近いうちに
このカップルに限らず
かなり色んなお客様とコミュニケーションをはかれたと思う
無事終了
さっきのカップルは
また絶対おたくの旅行に参加しますから、と言ってくれた
その時は同じ名字の名簿になっていると良いなあ
終えて
2回目の添乗を終えた
ウォーキング同好会のイベントを終えるたびに、得も言われぬ幸福感に満ち溢れる
こんなに幸せになれるのなら、これを仕事に出来るなら、どんなに良いだろう
東京の名所旧跡のガイドを仕事にしたい
漠然とした思いが、去年かなりはっきりした形になったけど
ツアーガイドの仕事は英語が強く要求される
ならばちょっと近いものとして、添乗員という仕事も挑戦の視野に入れた
旅行業務取扱管理者も取り、就職に少しでも有利になるのならと。
色々な旅行業界の仕事の中で、一番先に形になったのが添乗員
ある意味、一番やりたいこと、の次善の策だった
今日、得も言われぬ幸福感に満ちている
1回目は、ただただ興奮したけど
2回目の今、確信に変わった
この幸福感は、ウォーキング同好会のイベント終わりの、あの幸福感と全く同種のものだ
ウォーキング同好会のイベントでは、私はいっぱいガイドでしゃべるから
しゃべる事による満足感なんだと思っていた
だから、そういうガイドをそれほど行わない添乗員は「次善の策」だと思っていた
違うかも
ひょっとすると、この幸福感は、しゃべる事によるより、多くの人とコミュニケーションをとり
喜んでくれている姿を目の当たりにすること
添乗員という仕事を選んだこと
間違っていなかった