「そちら」と「あちら」
普通に考えれば、「そちら」より「あちら」の方が遠い。
でも、東京からロンドンの知人に電話で
「そちらの天気はどうですか?
北京の友達に聞いたら、あちらは寒いらしいです」
あれれ
どっちが遠い?
どういうこと?
「総理」と「首相」
ニュースや新聞でどっちかを使われているけど
一体、どう違うんだろう
一気に社会科になりましたね
「ふた」と「せん」
ボトルにふたをする。
ボトルにせんをする。
どっちでも大丈夫。
風呂だと、両方あるぞ。
さあ、はたしてどう違うのか
「甘さ」と「甘み」
どちらも「甘い」という形容詞が名詞になった。
スイカに塩をかけると「甘み」は増すけど「甘さ」は増さない。
うーん、どういうこと?
◆◆答◆◆
「そちら」と「あちら」
いわゆる、こそあど言葉ですね。
「そちら」は自分からは遠くて、相手からは近い場所
「あちら」は自分からも相手からも遠い場所。
知らなかったわー。
「総理」と「首相」
「首相」って日本に限らず、イギリスにも中国にも韓国にもロシアにもいる。
でも、「総理」と言えば日本の首相、総理大臣のこと。
いちいち安倍総理とか書かなくても日本の事だって分かるから
字数を減らしたい新聞としては「総理」が便利。
「ふた」と「せん」
外側に開いている口を塞ぐのが「ふた」
水や空気が漏れないように押し込むのが「せん」
「ふた」のうちで
気体や液体が漏れないように閉じるものが「せん」と考えてもいい。
「甘さ」と「甘み」
「甘さ」は砂糖の甘さのように、本格的に甘いもの。
「甘み」は素材の味や料理の工夫で、味の中にまろやかさが出てきて
感じるもの
グルメリポーター、としても有名になった、なんだかなぁの阿藤快さんが
美味しいものって大体甘みを感じるので、
それをどううまく表現するかが勝負だと言っていたのを思い出します。