500円玉90枚で行ったり来たり

お盆に休みにカミさんが、家族旅行したいねと言いました。
以前、はとバスで旅行して楽しかったので、またはとバスで行こうか、ということに。

清里の方に行くコースがあり、
これにしようかね。

ネットで申し込みました。

振込み用紙が送られてきて、
3日以内に振り込んで下さい。
平日、はなかなか振り込めないので、
昨日の土曜日が期限になってしまいました。

500円玉貯金
カミさんは500円玉貯金をしています。
ご存じないでしょうか?
10万円貯まる本、というのがあって
各ページが厚紙で、500円玉の大きさに切り込みがあって
500円玉をはめこんでいくと、全部で10万円貯まる。

おそらく1回、10万円貯まったんじゃないかな。

銀行でお金をおろしに行くのが大変だったので、
カミさんはどんっとその本を持ってきて

これで45000円振り込んどいて

ええっ? コンビニで?
無茶なぁ

ずいぶん前の知識なのですが、
私が大学の法学部だった頃の知識であれば
同一硬貨、20枚以上であれば、お店は拒否できる。

一生懸命本からはがして90枚。
10枚ずつを塊にして
結構あるなぁ。

安住紳一郎
安住紳一郎の日曜天国という、TBSのラジオ番組があります。
私も次女もその番組のファンです。

安住さんは、細かいことにこだわりだすと、とことん突き詰める性格。
それをまた、喋りの超一流のテクニックで披露してもらえるので、
大爆笑できます。

色んな面白いのがあって娘は永久保存版として録ってあるんだけど
ベスト10に入るであろう回が、500円玉貯金の回。

安住さんは、500円玉貯金をしています。
通常考えるレベルの500円玉貯金とは桁が違う。

日常のお金のやり取りの中でどう自然に500円玉を手に入れるか
笑えるテクニック満載なんだけど
一番笑えたのが、
でっかい鞄に入りきれないほどの500円玉を換金?するときの話。

基本的に小心者の安住さんは、
銀行のATMで500円玉を投入。
他の人の迷惑になってはいけないから
ある程度で止めて、列の後ろに並びなおす。

その間、色々なトラブルにも見舞われながら
ATMの癖も習得しつつ、半日がかりでやり遂げる。

ああ、あの安住さんのエピソードに大笑いしていたのに
まさか自分に降りかかってこようとは。

いざ
まずはコンビニに直接お願いするところから始めよう。
アルバイトさんにお願いしても判断つかないだろうから
オーナーさんが直接いることの多いコンビニにしよう。

すみません。

おっと、アルバイトだ。

あのう、これこれこうで………

少々お待ちください。

店長を呼びに行ってくれた。

90枚なんですけどね。
難しいでしょうか。

ごめんなさいね。
1万円くらいまでなら何とか大丈夫ですけど
私共としてもそのあと銀行に持っていったりして、
かなりの手間になってしまうもんですから。

ですよねー

いつもなら、関西人の厚かましさで
そこを何とかと、もう一押しするところ、
今回はその気が起きませんでした。

銀行へ
私の口座の銀行はイオン銀行です。
イオンモールの中にあります。

10時前と早い時間だったので誰も並んでいません。
ラッキー!

入金っと
いかんいかん。
硬貨の入口がないぞ。
こっちのATMか
もう一回、入金っと
あれっ硬貨の方の入口が空いてくれない。

焦るな、冷静に。
よしっ、窓口に聞いてみよう。

あのう、硬貨を入金したいんですが。

申し訳ございません。
当行では、硬貨は入金できません。
えっ、窓口でもATMでも無理なんですか。

ガーン!
まさか銀行に見放されてしまうとは。
安住さーん。

とりあえず、あるだけの紙幣をおろすしかありません。
45000円には足りませんが、
さっき、1万円くらいならと行ってくれたコニビニに再度行くしかないでしょう。

それにしても、全財産おろしちゃったら、ヤフオクで買った、2つのタブレット代が引き落とせません。
次の手を考えないといけませんが、まずは当面を乗りきりましょう。

コンビニへ
さっきのコンビニに向かいますが
目に止まった一度も入ったことのないコンビニ

ダメで元々です。
行ってみましょう。

あのう、振込みをしたいんですが
500円玉90枚なんですけど
何とかお願いできないでしょうか。

オーナーの奥さん風の人です。

数えるの大変そうですね。

えっ、ひょっとして。

オーナーさんを呼んできてくれました。

お預かりしてよろしいですか。
機械で数えてきますから。

おおーっ。天の助け。

はい、ぴったり45000円でした。

ななんと親切な
7と11はなんて素晴らしいんでしょう。

急いで、イオン銀行に引き返し、
再度入金してきました。

皆さん、500円貯金するときは、
換金手段を確認してからやりましょうね。

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