人口が急激に増加したのに
農地の開発がなかなか追い付かない。
野菜工場
昔から有るには有りましたね。
でも、コストが見合わなかった。
ここへ来て俄然盛り上がってきたのは
LED証明の急激な普及。
2014年に宮城県に誕生した植物工場は世界最大級のスケール。
積み重ねられたアルミフレームの栽培棚の中に
みずみずしい野菜が所狭しと並び、LED特有の光に照らされて幻想的に輝く。
この工場で生産されているのは、レタス。
1日1万株を収穫できるというからものすごい。
これを農地でやろうとするとどでかい広さが必要。
土なし
栽培では土は一切使わない。
細かく砕いた石が土代わり。
肥料分を水に溶かした水耕栽培。
水
水耕栽培って、水がいっぱい要るってイメージを持っていた。
なんと、逆なんだと。
土を使った栽培だと、水を土が吸い込んじゃうから、
次から次から水をあげなきゃいけない。
野菜にじゃなく土に水をやってるようなもん。
ここの工場では様々な工夫をこらし、
通常の栽培の100分の1にまで水の量を減らしている。
この割合すごいと思いません。
100分の1ですよ。100分の2の半分。
砂漠にはもってこいですね。
LED
もちろん最大の特色はLED
ランニングコストがぐんと押さえられる。
LEDって光の波長を選べるんですって
レタスが最も美味しくなるのは
660nm(ナノメートル)近辺の赤色の光。
なかなか色っぽいですね
カトちゃんの、ちょっとだけよ、みたい
さらに、パルス照射といって
パッパッパッと高速で点滅させながら、光を当てる。
こうすると、成長率も早くなり、電気の消費量も押さえられる。
蛍光灯を使う場合と比べて、消費電力を40%減らせられる一方で
収穫量は50%アップしている。
季節、天候に左右されないので、通年収穫が可能で、収穫量を計算しやすい。
蛍光灯と比べて、全ての棚の全ての場所で、光が均一になるので
味が保証できる。
これっくらい甘いですよというふうに。
無農薬かつ、無菌なので、食の安全には大きく意味があるし
病気持ちではなく、元気な野菜なので、持ちが良い。
良いとこずくめですね。
コストとの見合いを考えつつ、
今までも何回かブームが来ており、
今は第三次ブームだそうです。