ノンプログラミング、早く納品できる3つの理由

ピンク丸の部分を説明する前に
なんでそんなに早い時点での納品が可能かを説明しましょう

なぜ可能か
3つあります。
1.ノンプログラミングで効率良く開発できるから

これは分かりやすいですね。
この当時のノンプログラミングは今のノンプログラミングに比べて
まだまだちゃちかったんですが、
それでも納期の三分の一位で納品できちゃう。

今はもう、さらに一歩進めて
いきなり納品
という表現を使っています。

2.お客さんと喧嘩するつもりがないから

1.はスピードの問題でした。
2.は工程の問題です。
実は、考え方を変えれば
ごそっと要らなくなる仕事があります。

お客さんと喧嘩しないための仕事をごそっと要らなくできる。

打ち合わせと仕様書書きです。
業界内部の人以外は、
6ヵ月の開発期間があれば
ほとんどをプログラミングに費やすと思っておられます。

えっ、違うの?
はい違います。

半分以上がドキュメントと言われる書き物を書くことに費やします。

いくつか意味合いがあるんですが
ひとつは、お客さんとの意識のすり合わせ用です。

いきなり納品で、実際に使ってもらって残りの長い時間
ALL YES で要望に答える
その前提があれば打ち合わせはホントにばくっとで良い。
すりあわせのための仕様書だって要らない。
これがなくなれば、ボコッと仕事が必要なくなるのです。
早く納品できるわけです。

仕様書にはもうひとつ大きな意味合いがあります。
SEからプログラマーへの発注の手順書です。
ノンプログラミングでは、一千万やそこらのそこそこのシステムでも
1人か2人で組めちゃいます。
設計する人とプログラミングする人が一緒で良い。

でも、これIT業界の人に対しては強調しちゃダメなんですね。
猛反発を食らいます。
仕様書をどれだけきっちり作るかが良いシステムを作るために
一番必要なことだと思い込んでおられますので。

3.作らないから

今までのは、どういうふうに作るかという話ですね。
今度は全く逆です。
どう、作らないようにするかという話です。

3-1.全部は作らない
3-2.開発者が作らない

という2つのことを意味します。

今までの話は、世の中に、
効率の良いシステム作りをうたった商品があるにはある。
比較の問題になります。

でも、作らないための商品は
Dcon(でーこん)以外に見たことがない。
だから新しい言葉を作ったんです。
ノンプログラミング。
あくまでもハイスピードプログラミングとかではない。
ノンなんです。

いよいよピンク丸の話をしましょう。
もう一度おさらいね
黒丸がどうしても必要な機能、3割
黄色のアンダーライン、必要ない機能、3割
ピンク丸、ほとんど使ったことはないけど、無くすのもどうかなという機能4割

講義で
黄色は、お客さんから要らないと言われているので、はなから作るつもりはない。
ピンク丸についてどう言ったか

ピンクの丸をつけていただいた機能ですけど
作りません。
でも大丈夫です。
作れます。

私たちは作りませんが
あれっ、やっぱり要るか、となったその時点で
皆さんで、ささっと作れる仕組みを提供します。

ピンク丸の機能は全部帳票ですね。
勘定科目、部門、期間
その3つの要素を完全に自由に組み合わせて
どうとでも出力できる汎用帳票というのをお渡ししましょう。
そして、一緒に練習しましょう。

実際に
実際に2か月後汎用帳票の勉強会をし
みんな一つずつ好きな帳票を作ってもらった
そしてその後も、さらに、6ヶ月の納期を越えたそのあとも、
自分達でどんどん帳票を作っていったと聞きました。

これです。
これがしたかったんです。

ノンプログラミングは作らない技術。
作らないのにむしろ満足度が上がる仕組みなんです。

当時はまだまだで、汎用帳票という帳票のレベルで
なおかつ、会計に限定していましたが
今のDcon(でーこん)は
もっと劇的にお客さんがさっと出来ちゃえる範囲が広がっています。

まとめると
今までの3つの話をまとめると
1.早く作れる
 控えめに言って半分の5割だとしましょう
2.ごそっとやらなくていい工程がある
 打ち合わせ、仕様書作成、テストで実に7割を占めています
 掛け算なので、0.5×0.3で0.15
3.作らない
 黒丸だけしか作らないので、さらに0.3を掛けると0.045
5%にも満たないということになります。

ここまでくると全く違う世界が広がってきます。

大儲け?
大儲けでウハウハだとお思いでしょう。

確かに儲かるのは儲かるんですが
95%利益が出るってことにはならない。

なぜなら、そこで出たたっぷりの期間とたっぷりの予算を
システムをより良くするための改良につぎ込むからです。

前回お話しした、ALL YES です。
それをやるから、ピンク丸を全くやらなくても
気持ち良く了解してもらえる。

次回は、ノンプログラミングの本当の目的について
私の特異な人生を振り返りつつ
踏み込んでいきたいと思います。

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