ノンプログラミング、自慢できる仲間達

ノンプログラミング。
前回に、次回は仲間についてお話しすると言いましたね

仲間
仲間がいるということ自体、夢のような話
ノンプログラミングの開発においては、ずっと孤独だった

同じ夢を共有できる仲間が出来た

4人
ノンプログラミングのエンジンを開発する仲間としては、私を含めて4人

K君、K君の奥さん、F君

何れもゆとり世代の若いメンバー

K君は、頼りになる右腕的存在
プログラムだけじゃなく
色んな事をやってもらった。

私はゆとり世代の若者が大好き
もちろん、例外もいるんだろうけど
私が出会ったゆとり世代はみんな性格がむちゃくちゃ良かった

K君もそうだった
思いやりがあるんですよね

競争がほとんどなく育つって
我々の世代には考えられなかったです。
常に競争だった。
勝つために頑張った。
それが当たり前だと思っていた。

でも、いざゆとり世代とある程度深く付き合うようになると
違う価値観というものに驚かされる。
自分が人より頑張るとか、出世するとか
そんなことにふしぎなくらい興味を持っていない

思いやりが自然と身に付いていて
自分のことより相手の事を考えたりする。

K君は、そんな典型だった。

K君は、新卒でその会社に入った。
だから、その会社しか知らない。

同じく新卒で入った同期が3人だったか4人だったか
その中の一人と結婚。

それがK君の奥さん
結婚後、運悪く体を悪くし、なくなく退社

私がその会社に入ったときはすでに退社後

その後、K君がノンプログラミングのエンジン開発チームに入ったことで
自分も復帰したいと、一生懸命、治す努力をする

それを聞いたので、私もぜひ来てほしいと働きかける
全快ではなかったが、可能な範囲で来てもらった。

よく頑張ってくれた

でもやっぱり大変で
途中、在宅勤務も組み合わせたりしながらも頑張ったんだけど
限界が来ちゃって、再度、長期休暇へ。

すごくセンスがあった。
組んだプログラムを見れば分かるんだけど
とても良いプログラムだった。

ノンプログラミングって
しかもエンジンスタイルの、ソースコードジェネレータじゃないものなんて
世の中にないわけだから

普通は
なんじゃこれ
なんだけど
よく、その本当に意味するところを分かってくれた。

奥さんは
私の考え方や生きざままで含めてファンになってくれて

やめざるを得なくなった最後の日
ごめんなさい、ごめんなさい、って何度も言って
泣いて泣いて
私は、佐々木さんのことが大好きだから
って

あの言葉が忘れられない。

F君
F君は、私より後で、新卒で入社してきた。
プログラムのことは全くわからない、全くの新人
学校で、プログラムの授業はあるにはあったらしいが
見事に何も分かっていなかった。

完璧に一から私が教えていくことになる

それだけに、彼に対しては強烈に思い入れがある

彼はゆとり世代の性格の良さに、さらに純粋さがプラスされていた。
一言で言うと
とてもかわいかった。

こういう言い方をすると彼には悪いが

バカだった。

まさか、嘘だろ
という、誰でも知っている漢字が読めない

でも、それを笑い飛ばせる、性格の良さ、純真さ
愛されキャラだった

漢字に関しては余りにもいっぱいエピソードがあった筈が
残念ながらひとつも思い出せない。

英語で言うとWednesday
スペルとか難しい話じゃなく
話の中で出てきたことなので
ウェンズディ

火曜日と言っちゃった。
えええっ?

TuesdayとThursdayを間違うとかなら
まあ分かるよね
ウェンズディを火曜日と言ったのは初めて聞いた

私も面白がって、12ヶ月の月の名前を英語でなんと言うか聞いて見たら
何一つ分からない

教えてあげた
8月以降の覚え方はね
2足せば良いんだよ。
(詳しくは以前ブログで書いた「2月はだから短いのね」を見てくださいね)

それがすごく嬉しかったらしく
月の名前を頑張って覚え
なにかにつけて、
月の名前を披露しようとする

次の週

佐々木さん
本買ったんですよ

おおっ
すごいじゃないか
なになに?

中2の英語の参考書
やっぱ、基礎からっすよね

かわいいでしょう
なかなかいないです
社会人になって中2の参考書を買うやつは
そういうことにこだわらず、さっとできる純真さが彼にはあった

フィードバック
私は、自分に、部下だの後輩だのという面倒を見る人をつけてもらえると
6ヵ月くらい経過した時点で、
必ずフィードバックというのをしている

紙に箇条書きで書いたものを渡し
君はこういう良いところがあるから、もっと伸ばそうね
全て、具体的な出来事で説明する

あの時、こういうことをしてくれたね
その時強く感じたんだよ

本来、フィードバックといえば
良いところも悪いところも
同じくらい言うものだけど
私には信念があって
絶対に良いところだけを言う

異論はあるとは思うけど
自分自身の言わばひねくれた性格によるもの

人に自分の悪いところを指摘されて
よし直そうと直したことはただの一度もない
良いところさえ伸ばせば、悪いところなんて自然に気にならなくなる

6ヶ月のあいだに、いっぱいしゃべれるだけの
具体的な事象を書き留めておかないといけないから
こっちも必死で観察する

あっ良いとこあったぞ
よし、フィードバックに書き足しておこう
と、パソコンを開く

どんなやつでも
6ヵ月あると、なんだかんだ良いところは見つかるし
こっちも必死で良いところを見つけようとするから
自然と人間関係が良くなる

えっ?
こんなに見てくれてたんですね
って、大体感動してくれるけど

一番感動してくれたのが
F君かも知れない
ちょうど落ち込んでいた時期らしく
反応がすごかったし
そのあと、何度も言われた

やばいっす、やばいっす
(若者は「嬉しいとか素晴らしいというとき、全部これ」)
おれ、一生、佐々木さんについていきます。

F君の成長ぶりはすごかった
おそらく、部門全体で言っても
5本の指には入る、組める男になっちゃいました。

しかも
本当のところを言うと
私が救われた

敵が多かったから
色々きついこともいっぱいあったけど
彼と、しゃべっていると
楽しくて色んな事を忘れられた

自分ないものをいっぱい持っていたから
いろんなことを教えられたと言っても良い

フィードバックの一番最後は
その事を彼に伝えたんだよね

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