[昭和歌謡]3 いつでも夢を

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズ

いつでも夢を
橋幸夫、吉永小百合
作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正
1962年

♪星よりひそかに 雨よりやさしく あの娘はいつも歌ってる

当時19歳の橋幸夫と17歳の吉永小百合のデュエット曲

♪言っているいる お持ちなさいな
いつでも夢を いつでも夢を

いつでも夢をお持ちなさいな
と、若干上から目線的な歌詞ではありますが
それを17歳の可愛い真っ盛りの女の子に言われた分には

はい。
夢でもなんでも、持たせていただきます。

吉永小百合
私は、ドンピシャの吉永小百合の世代ではない。

吉永小百合に対する思い入れは、いわゆるサユリストとは違っている
この世のものとは思えないほどの
信じられない可愛さだったんでしょうね。

私の中での吉永小百合は
年齢的にはオバサン?
もっと純粋に年齢だけを考えると、おばあちゃんに近いのかも知れない。
違いますね
吉永小百合がおばあちゃんであろう筈が無い。

人間的に素晴らしい人。
私の中では、男の高倉健。女の吉永小百合。
生き方が、尊敬できる、手本になる人。

普通、あそこまで飛び抜けて一流になってしまうと
自慢話ばかりで、嫌味な部分も見えそうなもの

吉永小百合さんがTBSラジオで、番組を持っています。
話上手ではないけれど
生き方が、しゃべり方やテーマの選び方に出ていて
ああ、この人良い人生歩んでるなって思う。

高倉健さんってやくざ映画で不動の人気を得たけど
何かが違うと、会社をやめて独立。
自分が納得のいく映画以外は全て断ると決めたらしい。

高倉健さんの出る映画で、いまいちってのが一つも無いですよね。

吉永小百合が映画についてどう考えているか
聞いたことが無いけど
健さんと同じように考えているとしか思えない。
出演している映画全てが良い映画です。

「つる」なんてすごかったなあ。
吉永小百合の強い要望で実現した、鶴の恩返しの映画化。
鶴の恩返しですよ、鶴の恩返し。

おじいさんが鶴を助けました。
鶴が恩返しにきました。
見ないでね。
奥の部屋で、自分の羽を抜いてはたを織りました。
日に日にやせていくので心配になってとうとう見ちゃいました。

それだけよ。それだけ。
吉永小百合の出演100作記念作品に、これ選ぶかね。

ヒットするとかしないとか
吉永小百合レベルになると
100作も出ているわけだから
もう、とっくにそんなことは気にしなくなっているんでしょうね。

日本映画界の宝ですから
誰も文句は言わないし
それでいてわがまま好き放題にするわけでもなし

良かった。
あの人と同じ時代に生きれただけで幸せです。

レコーディング
なにせ超売れっ子の橋幸夫と吉永小百合
良くこんな組み合わせが実現しましたね。

デュエット曲なのに
実はレコーディングではデュエットしていない。

あまりに二人とも多忙なので
スケジュールが合わない。

仕方なく別々にレコーディングして後で合わせる。
今なら、苦もない作業でしょうけど
同時の技術ではかなり苦労したらしい。

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