[仏像の見分け方]五大明王たち、まずは降三世明王から

仏像の見分け方シリーズ
前回は不動明王でした。

今回はその取り巻き達
前川清に対するクールファイブですね
内山田洋だったり
えーっと・・はげてる人。

五大明王
五大明王は不動明王を中心に、
東に降三世(こうさんぜ)明王、
南に軍荼利(くんだり)明王、
西に大威徳(だいいとく)明王、
北に金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王(真言密教)
もしくは烏枢沙摩(うすさま)明王(天台密教)

東西南北なので、四天王と考え方は一緒ですね

五大明王は五智如来(密教の五つの智恵をそれぞれ備えた
五体の如来の教令輪身であり、
如来と同じ方角にそれぞれの明王像が配されます。

降三世明王
降三世明王は、こんなことして本当に大丈夫でしょうか

降三世とは、三世を降伏させたという意味
じゃあその三世とは
過去、現在、未来の三世界を統べるヒンドゥー教の最高神シヴァ

シヴァを降伏させたなんてそんなこと言って良いの?
宗教戦争になるよね。

そもそも、明王は他教を取り入れてその神様達だったはずなのに。
そもそも、シヴァは不動明王だという説もあるくらいなのに。

なんと、足で
大自在天(ヒンドゥー教の神シヴァ)と
その妃烏摩(シヴァの妻ウマー)を踏みつけ、
その上に立っています

恐ろしや
シヴァのみならず、そのカミさんまで。
血の雨が降ります。

うちでカミさん踏みつけようもんなら
おこづかい減らされます。

ぜひ、これは見なかったことにさせてください。

見分け方
降三世明王は明王のなかで、最も恐い顔。
顔が3つ、目が3つ、手が8本です。

頭髪は逆立って、口元からは牙を出しています

胸の前で2本の手の小指をからめて交差させた
「降三世印」という珍しい印相を結びます。

残りの手で色んな物を持っています。

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