[昭和歌謡]37 走れコータロー

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

走れコータロー
ソルティシュガー
作詞作曲 池田謙吉
1970年

♪これから始まる大レース
ひしめきあっていななくは
天下のサラブレッド四歳馬
今日はダービーめでたいな

このバンド
元は高校生バンド、5人だった
山本厚太郎、佐藤敏夫、手塚通夫、高橋隆、池田謙吉

大学進学にあたり、佐藤敏夫が
俺、抜けるわ

そうか
まあ、人生それぞれやからな

でも、メンバーの名前として残してやりたいな

佐藤敏夫→砂糖と塩→ソルティシュガー

頭良いっ

何せ東京大学、一橋大学等に行ったメンバーです。

レコードデビューするも、デビューシングルは全く売れなかった。

池田謙吉が、
今度は良いのできたよ
競馬を題材にしたパロディなんだけどね

実在の競争馬の名前を使った歌だった。

当時、山本厚太郎が、練習に毎回遅れてきていた。

おいおい、早く来いよ

走れ走れ、コータロー
仲間内で替え歌にして盛り上がった。
大学の頃って、仲間内で盛り上がると、笑いが止まらなくなるよね
あとで、あれ何がおかしかったんだろう、っていうことも多いけど
この時は、それを本気で歌にしちゃった。

じわじわ、評判が出てきたので
よし、これを2枚目のシングルにしよう。
レコード会社からもOKが出た。

ところが
発売直後
作詞作曲の、池田謙吉が急死。

ソルティシュガー、最大の危機

佐藤敏夫に声をかける

非常事態やからな
しゃあない、もう一回参加するわ。
でも、ずっとは無理やな
1年だけ

分かった
俺たちも、1年で解散するか

せっかくの大ヒットだったのに、
約束通り、1年で解散した。

その後、山本コータローは
ウィークエンドというバンドを作り
岬めぐりの大ヒットを生んだことはご存知の通りです。

早口
今回、早口の台詞に挑戦しようとしたのですが
全く無理でございました。
あきらめましょう。

いやあ、競馬の実況の人はもっとすごいですよね
決まった台詞じゃなくて
あれだけの競馬馬たちの状況を、あのスピードで伝える訳ですからね

どんな職業でも、プロには頭が下がります。

コミックソング
帰ってきた酔っぱらい、にしろ、走れコータロー、にしろ
コミックソングが大ヒットする特異な時代でしたね

今も、コミックソングなるジャンルは無いことは無いんでしょうが
大ヒットというのは聞いたことがないですね

私は、音楽は、昔に比べ、今の方が進歩していると思っています。
歌唱力も格段に進歩しているし
それを激しい踊りを踊りながらこなしちゃう訳なので
大したもんです。

歌はうまくて当たり前の時代にあっては
コミックソングなる中途半端なものは要らないのかも知れません

ちょっと寂しいような。

でも、ここは一つ考え方を変えた方が良いかも知れません。
レコード、CD、というメディアにとらわれなければ
あるじゃないか、大ヒット

世界規模の大ヒット。

そう
ウーーー、アッポーペン
ピコ太郎ですね

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