庭園の池の縁をどう造るか

庭園シリーズ。
構成要素に入ってきておりますが
遣水、池の形、をお話ししました

今日は、その池の縁に着目しましょう。

池の縁
時代を追っての話に繋げて言いますと
最初は池は大きく、形より規模が重要でした。

舟を出して遊ぶ。舟遊式

そんな大きいのは難しいねと、だんだん小さくなっていく歴史。
となると、せめて形を複雑に

そして、その場所ごとに色んな意味を持たせましょう

池ってそもそもが、海を表しているという事は以前にお話ししました。

日本において、海は優れた景勝地があります。

思いつくものをあげましょう。

はい。
浜。

洲浜
和歌の裏や美保の松原等の浜が広がるところ。
綺麗ですね。
洲浜と言いますが、これを取り入れましょう。
これからの三種類の写真は世界遺産の同じ毛越寺のもの

まずは、引き潮の時に湾に現れる干潟の感じ

白浜の感じは、こんな風

まるっきりそのまま白砂敷いちゃうとメンテナンスが大変なのかも知れませんね

そして、また思い付くのは?

護岸石組
穏やかに広がる女性的な浜があれば、
今度は、男性的な荒っぽいゴツゴツ系が欲しいですね

東尋坊のような、火曜サスペンスの世界ですね
♪チャンチャンチャーン

中島や出島
次は、島や半島
これについては、神仙思想と強く関連します。
不老不死の庭園

中島は、そのまま中島と名がついていることもありますが
蓬莱島、鶴島、亀島と色んな島になります。
中島と蓬莱島、いずれも六義園

舟石と夜泊石
さらに、海に付き物なのが舟
舟に見立てた舟石(ふないし)
大徳寺

舟が停泊している様子を見立てたのが夜泊石(よどまりいし)
宗隣寺

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クチナシ

花カレンダー始めました

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