[白露] 9/8 中秋の名月、放生会

二十四節気シリーズです

白露   はくろ   草花に朝露がつき始める頃 09月08日

白露の時期は、色々あります。

中秋の名月
旧暦で、7月が初秋、8月が中秋、9月が晩秋
新歴ではほぼ1ヵ月ずれるので、9月が中秋
旧暦は太陰太陽暦だから毎月1日は新月、3日は三日月、15日は満月
必ずそうなります。便利ですね
天然カレンダー
「月」っていうくらいだから、そりゃそうです。

なので、毎年8月15日は中秋の名月ということになります。

昔の人は、本当に月が好きですね

百人一首やっているとつくづく思います。

一晩中、ずっと月だけみて楽しむって結構普通。

私も月を見て、わあ綺麗、と思うことはありますが
どんなに頑張っても1分が限度でしょう。

そんな雅なお方達がやっていた風習を
庶民が自分達の行事として取り入れちゃったのが江戸時代

二十四節気シリーズで毎回思いますが
江戸時代の庶民は、まあ何でもかんでも自分達の遊ぶ材料にしちゃいます。

机の中央に三宝を置いて、団子を積み上げる
花瓶にはすすきをさす。

我々の知っているお月見とほぼ同じ形が、江戸時代に定着します。

放生会(ほうじょうえ)
次は仏教から

仏教では、旧暦の8月15日に、「殺生戒」をもとに、殺生を戒める、放生会を行います。
神社も相乗り。特に八幡神社。

難しいことは分からんけど、何だか面白そう。
庶民はこれも取り入れちゃいます。

殺しちゃいけないわけですから
殺し屋さんはこの日はお休み。
人相手じゃなくても駄目なので
魚屋さんとか商売あがったり
みんなこの日だけベジタリアン

さらに、「放生」となっている意味ですが
とらえている生き物を放してやるということ

と言ったって、飼っているペットにお逃げなさいというと
現実的に生きていけるものなのか
うーん、困った。
ってことで、こうなります。

深川万年橋の欄干に亀が吊るされている、歌川広重の絵です。

この日だけ臨時出店の亀屋さん。

口上も軽やかに、
哀れ亀ちゃんの運命やいかに

おうおう、可哀想に亀ちゃんや
わしが買い取って、逃がしてやるとしよう。

ということで、お寺や八幡宮のそれ用の池に放してやる。

今日は、良いことをしたぞ
竜宮城に行ける日も近い

それ用の池は亀であふれかえります。

決して他の場所で放してはいけません。
江戸時代はリサイクル社会。
自宅に戻った亀は、来年の放生会の日に、また
橋の欄干に出張しないといけませんからね。

お父ちゃん、お帰り
お勤めごくろうさん。

佃祭り
放生会に関連し、落語を一つ

佃祭りに出掛けた次郎兵衛
放生会で亀を助けてやり意気揚々
渡し船で帰ろうとした時、女性に声をかけられる

あらま、最終船に乗り遅れた。

私、以前、次郎兵衛さんに命を助けられた者ですの

酒や料理でもてなされる

そんな折りにニュースが飛び込む

先程乗ろうとしていた船が沈み
全員死んじゃった。

こんなこともしておらんねえ

急いで遠回りし家に帰ってみると、
葬式の準備で大わらわ

うわあ、幽霊が現れた!

事情を聞いた坊さんは、
それは、亀が女性になって現れたに違いない

話を聞いていた与太郎は
よし、おいらも人助けってんで
身投げを探して永代橋へ。

おあつらえ向きに、一人の女が袂に石を入れ、
目に涙をためて端の上から手を合わせている。

早まるんじゃないと、グッとつかむと

冗談言っちゃいけないよ。
あたしは歯が痛いから、戸隠さまへ願をかけてるんだ

だって、袂に石を入れている

納める梨だよ

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