[秋分] 9/23 彼岸でお墓参り

二十四節気シリーズです。

秋分   しゅうぶん 昼と夜の長さが等しくなる頃09月23日

秋です。完璧に秋。
昼と夜が全く同じ長さ。

彼岸
彼岸とは春分、秋分の日を中心とした前後3日間
ないしは、前後7日間

彼岸は元々は極楽浄土に思いをはせ、悟りの境地に達するための修行を行う日
極楽浄土は西にあるから、ちょうど西に日が沈む春分秋分の日こそが最も彼岸に行きやすい
この世とあの世の間には川があって、
こちら岸が此岸(しがん=この岸=この世)
あちら岸が彼岸(ひがん=あの岸=あの世)

江戸時代からは先祖供養の日となる
まあ、あの世に先祖がいるからってことなんでしょうが
厳密に言うと、仏教では悟りを開いた人だけがあの世=極楽浄土に止まっており
それ以外の人は輪廻転生で生まれ変わっちゃうからあの世にはいない

人間になっているかも知れないし、それ以外かも知れない

まあ、堅いこと言いっこなしということで
ご先祖様は皆さんあの世に居て、彼岸には供養することに致しましょう。

ということなので、先祖供養、お墓参りは仏教にはない行事
日本だけの行事ってことになります。
仏教の理屈的にはおかしいですからね。

お寺さんが、お彼岸にお墓参りをしましょう、ともし言ったら
あれれ?と心の中で言いましょう。
言葉に出すと角が立ちます。
元のいわれがどうあれ、日本に定着している行事ですし
先祖供養は良いことに違いありませんから。

ぼた餅とおはぎ
ぼた餅とおはぎは同じもの
でも、春のお彼岸には牡丹の花が咲く頃だからぼた餅
秋のお彼岸には萩の花が咲く頃だからおはぎと言い分けます。
これも、もし間違っていても、角が立たないようにお願いします。

ヒガンバナ
不思議です。
本当に彼岸になると急にヒガンバナが咲くんですね。
それも、葉っぱもない真っ直ぐな茎がドーン、その上に突然花がドーン
ビックリします。

白いのもありますね

冬になると葉っぱが出ます。

でも、春になると枯れちゃう。

ヒガンバナと言えば毒
花、茎、葉っぱ、球根と全てに毒はありますが
球根が特に凝縮
あっ、間違えて、ヒガンバナの球根食べちゃった!という場合でも
一個だったら全然大丈夫
あっ、間違えて、ヒガンバナの球根600個食べちゃった!という場合は、病院に行ってください。

死ぬことはないにしても、かぶれたりはあるようなので
触ったら手洗いはした方が良いようです。

お墓とか、あぜ道とかに植えられていることが多いですが
それも毒のせいです。
人間には大した量でなくても
もぐらとかの地中の動物にとっては致死量です。
火葬じゃなかった時代は、もぐらに遺体を荒らされないようにと考えたんですね。
あぜ道とかだと、作物を荒らされないようにということです。

ちなみに、彼岸花の別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)はサンスクリット語で「天界の花」という意味です。

索引はこちら
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