1/20 大寒 江戸の大晦日までの色々

二十四節気シリーズです

大寒  だいかん 最も寒さの厳しい頃  01月20日
(旧暦 12月15日)

年の市
煤払いも終わり、旧暦では正月へのカウントダウンということになります。
神社や寺院では、祀られる本尊と祭神の結縁日(けちえんにち)に市が立ちます。
今年最後というこの時期には、特別、年の市という名前になります。
水天宮は5日、薬師は8日、金比羅(こんぴら)は10日、祖師は13日、観音は18日、大師は21日、地蔵は24日、天神は25日、不動は28日という具合
お互いに少しずつずらして共存を図ります。
これ全部行こうとすると、えらい忙しいですね
正月を迎えるための色んな品物を買うための縁日市が立つ訳ですが
正直それだけが目的なら、最寄りの神社や寺院のどれかひとつに行けば事済む訳です。
でも、おそらく複数に出かける
金がもたないなら、別に何も買わなくったって
そういうところに行くのが楽しい。

遊びの天才。遊ぶために必死
翌月には、それぞれ、初水天宮だの、初薬師だのと、全部に初がついて大にぎわい。

縁日の出店もそれぞれ日にちがずれていれば回れますからね

寒念仏・節季候
小寒と大寒の期間の30日間を「寒の内」という
その間、鉦(かね)を鳴らし、念仏を唱えつつ山野を巡ることを「寒念仏」という
この声や音を聞くと、みんな季節感を感じていたんですね。

この仏教上の行事を真似てというかかこつけてというか
寒念仏の代行と勝手に言って、僧でもない人が「まかしょ、まかしょ」と言いながら家々を回り
金品をもらい歩く「まかしょ」

「節季候、節季候」(せきぞろ、せきぞろ)と言いながら家々を回る「節季候」もいる

江戸って、基本的にツケ商売で
代金はまとめておいて、年末に回収
今でも「これじゃ正月を越せない」と言うことがあるけど
当時は、本当に実質的に、正月を越すってことは重要な事だったんです

ここからが、私が江戸の人たちを大好きなひとつの要因です。
こりゃ年を越せないとなっても
深刻にはなりません。

「まかしょ」や「節季候」と言いながら誰かの家に行けば良いんです。
今年は若干でも蓄えが出来たという時は、めぐんでくれます。

いつ自分もそうなるか分からないんでお互い様って訳です。

餅つき
正月が近づいて来ると、正月用の餅をつく必要がある
裕福な家は自分の家でつきますが
一般庶民は、大体、年の市で買ってくるという事になります。

雪見
遊びの天才、江戸庶民の真骨頂が雪見
当時は、気候が今より寒く
江戸でも良く雪が降り、積もることも多かった。
雪は均等に降るから、そこいらで見ても十分綺麗なんだけど
雪の名所にわざわざ出掛けていく。

見晴らしの良いところが良いので道灌山(どうかんやま)飛鳥山(あすかやま)
湯島、谷中等の高台、
高輪海岸、上野の忍ばずの池、隅田川の堤など。

大晦日
そしていよいよ大晦日
商家はギリギリまで代金の取立てに走り回る

庶民たちは、最後の仕事を終え、一杯引っ掛けた上で
深夜営業の風呂屋に出かける

この日だけ、江戸は特別に、眠らない町となる

年越し蕎麦を食べる習慣は、元禄の頃に始まったようです。

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