慢性痛、どうすれば良いの?

トリガーポイント
前回、痛みのメカニズムについて説明しました。
今回は、どうすればいいのか、に入っていきます

痛みのメカニズムでは、痛みが痛みを呼んでしまうという事を言いました。

それが、どこから起きているのか、を把握するところから始まります。

痛みが痛みを呼んでしまう状況になり堂々巡りを起こしてしまうと
その筋肉はますますこわばり、縮こまっていきます。

これが「ワケあり筋」です。

「ワケあり筋」になるとかなりの確率で、硬いしこりのようなものが見つかるそうです。
触るとコリっとしている

それがあると、回りの筋肉やら骨やらのバランスをどんどん悪くしてしまう。

慢性痛を引き起こす真犯人ということで、「トリガーポイント」と呼びます

どういう痛みの場合にはどこにトリガーポイントができやすいか
「その腰・肩・ひざの痛み治療はまちがっている!」の本を、良ければ読んでくださいね

現象の起きている場所のすぐ近くでない場合があるというのが曲者です
ふくらはぎに出来たトリガーポイントがアゴの痛みになっている場合があるらしい

トリガーポイントを見つける
治療は2つの現場で行う必要があります。
ひとつが、このトリガーポイント

まずは、痛みのある場所の周辺から探していきます。
押したり揉んだりして、「イテッ」という場所
見つからなければだんだん遠いところまで探していきます。

トリガーポイントの痛みを消す
トリガーポイントの痛みを消すにはいくつかの方法があります。
一番ひどい状況にある場合は「トリガーポイントブロック」という注射を行う。
分かりやすく言うと局所麻酔です
ちゃんと意図を理解してくれるお医者さんに、相談しましょう。
注射に限らず、薬やマッサージ、電気療法等、色々あるようです。

もう少し軽い場合はセルフケアになります。

セルフケア
セルフケアは、トリガーポイントマッサージになります。

専門的に言うと「虚血性圧迫法」というそうです。

血行の悪くなった部分を押すなどして圧力をかけ
いったん血の流れない状態を作る
その後、圧力を解放して、反動で血の流れを高める

要するに押したり揉んだりして筋肉を緩めていく

あまり強くやり過ぎると良くないので
ゆっくりほぐしていくという意識で行う

ちょっと痛いけど気持ちいい「イタ気持ちいい」という感じ
それを越えて「痛い」になっちゃうと強すぎるのでストップです。

一ヶ所につき、一回20秒が限度で、一日6~12回程度だそうです。

指以外で言うと、硬式テニスボールの堅さくらいが丁度いいそうです
手が届きにくい背中とかだったら
床にテニスボールを置いておいて寝っころがって、グリグリ

棒とか傘の柄とかも良いようです

私の場合
ここで私がやってみた感じを言いますね
私の五十肩ですが
正直、トリガーポイントが良く分からない

動かして痛いのは痛いんですが
押さえて「イテッ」てところがあるようなないような

それでも、最近調子良い気がします。
あんまり痛くならない。

今までとどう変えたかなんですが
今までは、筋肉強化だとか、ストレッチとかをやっていた。
腕を痛くなるまで上げても、
その場で、じっとしているとだんだん痛くなくなってくる
それを続けて、慣らしていくというというか、強化するというか

ところがこの本では、そういったストレッチも否定はしないものの
それより、ほぐす方が、順番的に先だと書いてある

なるほど
ということで、トリガーポイントは分からないまでも
痛い辺りをもみほぐすという事を、中心にやってます

まだ、気がする、っいうレベルですが
動かしてイテッが以前に比べて少ない気がするし
痛くて眠れないという事があまりない

第二の現場対処
トリガーポイントについてはそうですが、もうひとつの現場が脳
痛みのメカニズムでもお話ししたように、痛みは主観です
実際の患部の状況と無関係に、痛い、と感じるようになっちゃっている場合が多い

という事で、脳をどう安心させるか

マッサージをしたり、鍼灸とかでもいいそうなんですが
何かをやって、今の私のように「調子良い」「良い気がする」っていうことを増やす

音楽を聞くとか散歩するとか
交感神経を静めていく

これを意識して組み合わせていくことが重要だということです

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