いつ早歩きするのが効果的か

前回までに、8000歩、中強度(早歩き)20分が健康に最も良いという話をしました。

「やってはいけないウォーキング」の本では
ウォーキングに関連して、体温や睡眠との関係も調査しています。

一日の内の体温
まず、基礎知識を整理しましょう。

一日の内の体温というのは一定ではありません。
6時くらいから体温は上がり始め、18時位に一番上昇する
その後、下がっていって、睡眠中にどんどん下がる

このリズムが基本なんですが
より健康になるためには、体温における3つのポイントがあります。

3つのポイント
1.平均体温を上げること
 平均体温が上がると白血球を中心とした、免疫メカニズムが活発化するためです。
 平均体温が1度上がると免疫力は60%アップすると言われています。
 これは、免疫について広く言われていることなので私も知っていました
2.起床時より就寝時の体温を高めること
 これは、この本で初めて知りました
 膨大なデータを調査して
 30代を境に高齢になるほど、起床時と就寝時の体温が逆転する傾向にあるというのです
 これは良い睡眠のためにかなり致命傷だと思います
 現実的に逆転している人は、不眠に悩まされているというデータが出たそうです
 日中の活動が、体温上昇に結び付いていないということになる
3.一日の体温差を出来るだけ大きくすること
 正しい体温リズムになったとして
 さらに、その体温差を大きくすることが、深い眠りに不可欠です。
 山高ければ谷深しということです。

そのためのウォーキング
そのためには、中強度(早足)のウォーキングを夕方に行えば良いのです。
先程お話しした、本来の体温リズムの一番高いところで
早足ウォーキングをし、血行を良くして体温を上げる
1.平均体温が上がり
2.リズムが正常になり
3.山と谷の差が大きくなる

朝の早歩きはダメ
朝起きたての体は体がカラカラに乾いています。
その状態での中強度の運動は、心疾患や、脳卒中を起こすリスクが高くなります

夜寝る前の1時間以内もダメ
ウォーキングは運動なので、交感神経が優位に立ち、体温も上がります
眠りにつくためには、副交感神経が優位にたつ必要があります
山高ければ谷深しで、反動による副交換神経の優位に変わっていくのですが
1時間以内という事だと反動が実現しきれていません。
まだ興奮した状態で床に着くので目が冴えちゃうという事になります

睡眠時には、成長ホルモンや、メラトニンが働き
体を再生し、免疫メカニズムが最大に機能します。
深い睡眠で強固に機能してもらう必要があるのです。

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