[街角]単管バリケード。夢ある街の人気者

単管バリケードとは、こういうやつです。

ハイハイ、良く見かけますね。

パイロン(三角コーン)にコーンバーを渡しただけよりもちょっと頑丈
ここ、入っちゃダメ、という役割だけど、ガイドポストのように常設ではなくて仮設だから
交通系ではなく、工事現場が多い。


ところがです。

2006年が最初と言うから結構最近、かわいい単管バリケードがお目見え。

例えばこんなの

びっくりしましたね。
最初にこんなかわいい単管バリケードが工事現場にあったときの衝撃
みなさんどうでした?

革命としか言いようがない。

街角商品(路上観察)の世界に足を突っ込んで
もう少し早く、単管バリケードはやりたかったんですが
これはやっぱり、自分で撮った写真がある程度揃わなきゃなと
今までずれ込んじゃいました。

まず第一に、街角商品界に対する革命
最初にお話ししましたが
街角商品って基本的に地味
購入相手が不特定多数の一般消費者の場合は
購入してもらうため、手に取ってもらう為にデザインが多様性を極める。

でも、街角商品は相手が工事や建設や自治体などの、いわゆる「関係者」。
デザインに凝る必要がないよね
が、ベースにある
でも例えばあのぐにゃっと曲がるガイドポストなんかもそうだけど
同じ機能の商品を複数のメーカーで製造するので
他社と同じという訳にはいかんでしょうという理由で、消極的バリエーション

路上観察マニアは逆にその地味さがたまらん、なんでしょうけど
単管バリケードは見事にぶち破って見せた

革命
革命が起きたのは2006年、旭川で最初に現れます。

旭山動物園に向かう途中の工事現場

当時、旭山動物園までに動物園をイメージさせるものがなくて寂しいなと思ったのが
仙台銘板の人
おさるさんの単管バリケードを作っちゃう
(引用、工事現場のかわいくて頼りになる”アニマルガード”って知ってる?
このサイトすごいですよ。単管バリケードが好きすぎて大阪から仙台まで本社訪問しちゃう)

話題を呼んで、全国に広まる

さらに、あるとき、群馬のゆるキャラ「ぐんまちゃん」を使って大人気に

仙台銘板さんは「アニマルガード」と呼んでいるんだけど
動物に限らず色んなキャラクターで楽しませてくれる。

以来、他社、八木熊とか、アシストとかがこぞって色んな楽しい商品を出してくれている。

あれこれ
以下、歩いている最中に、私が撮った写真です。

ワクワク
ワクワクする

一気に起きた革命は次に何をもたらしてくれるだろう。

もちろん、単管バリケードはもっと色んなバラエティで楽しませてくれるだろう

風を受けてクルクル回る風車のようなものがつくかもしれない
光を受けてキラキラ七色に光るかも知れない

同じものばかりが並ぶんじゃなく、少しずつ色が変わっていって、
グラデーションのようなのはどうだろう

あるいは、続き物ってどうだろう
私の好きな七福神とか、干支だとか、東海道五十三次
仏像シリーズや十二ヶ月の花

さらにさらに
単管バリケードがもたらしたこの革命は
カラフルマンホールと相まって
全ての街角商品に影響を及ぼすだろう

今、東京23区内のポストは郵便差出箱13号に統一されて、全然面白くない。
同じものを作る効率の良さって
面白くないんだよって
単管バリケードのキャラクター達が叫んでいる

一目で見て、郵便ポストだって分かることが大事だって
お偉いさんは言うんだろう

私は信号機だって色んなデザインと思うけど、反対するでしょうね
観音様の上に信号機が付いていると
誰も信号無視しなくなると思うんだけど。

アート
今新宿の街が新宿クリエーターズフェスタというので盛り上がっている
今仕事で通っているビルの一階ホールに突然こんなのが出来た。

かっこいいっ
こんな格好の郵便ポストはどうだろう。


こっちの方が良い?


こんな単管バリケードも渋い。


これは送水口


これは信号機かな

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