[縄文] 縄文人は生きている
[縄文]2 ムラづくり
[縄文]3 森をひらきイエをつくる
[縄文]4 ムラができる
[縄文]5 道具づくり
の続きです
東久留米第七小学校の6年生が卒業記念に造った版画集を元に出来上がった「縄文人は生きている」という本からの引用です
17.石器をつくる

石器には、大きくわけて、
自然にある石をそのまま利用したもの、
打ち欠いてつくったもの、
研磨してつくったものの三種類がある。
石のもつそれぞれの性質を利用して、
割れ口がガラスのように鋭いものは刃物に、
表面がざらざらとしたものは磨石や石臼にというに、
そのつかいみちに適した石を選んで石器をつくった。
石を割り、それを加工する技術は、みんな「職人並」だ。
18.鹿の角でつり針をつくる

つり針は鹿の角でつくられたものが多い。
鹿の角はにかわ質を含み、弾力に富んで丈夫だからだ。
つり針をつくるにはまず材料の角(つの)にたての切りこみをいれ、
そこから石斧などで打ち割って角の髄をとり、
板のように削りこむ。
つぎに、つくろうとするつり針のおおまかな形をきめ、
石器で削りながら基本の形に整えていく。
そして、最後に砥石で全体を研磨し、
針先を鋭くとぎあげ、さらにかえし鉤(かぎ)をつけて完成である。
それは根気のいる仕事だ
削ったり、磨いたりするときに、水をかけながらおこなうと、
ひじょうに早く作業ができる。
19.柄をつける

道具は刃物の部分と、てこの役目をする部分とを組み合わせると、
より大きな力をだすことができる。石斧につけた「柄」もそうだ。
これを組み合わせ道具という。
福井県鳥浜貝塚からは、石斧につけられたままの、木でできた柄がたくさん発見されている。
いずれもソケット式とよばれる差し込み式のもので、
木の枝のまたの部分を利用して、石斧をとりつけるソケットをつくっている。
長さは柄が約50センチ、ソケットは約25センチである。
この他にも、木に切れこみをいれて、そこに石斧をはさみ、
ひもや縄で結ぶなどの方法がとられたことが考えられる
20.弓矢の発明

石器時代人がつくった組み合わせ道具で、
もっとも発達したもののひとつが弓矢である。
弓矢は弦の反発力を利用し、
大きなエネルギーを生みだした、はじめての飛び道具であった。
縄文人がつくった弓は、全長が70〜140センチの丸木弓であった
矢の先につける矢尻 (石鏃(せきぞく))を作るために、
遠く長野県などから黒曜石をわざわざ取りよせていた。


