庚申塚ってなんだろか

暦の六十干支の話はしましたね
暦ってそういうカラクリだったのか
干支はここにもあそこにも

その六十の組み合わせのうち、大きなこだわりがあるのが、丙午(ひのえうま)と庚申(かのえさる、こうしん)

五行(木、火、土、金、水)の陽と陰が
十干にも割り当たっていますし
十二支にも割り当たっています

庚はかのえっていうくらいですから、か(金)のえ(陽)
申に割り当たっているのも金の陽なんです。

ちなみに、丙午(ひのえうま)は、両方ともひ(火)のえ(陽)

こういう風に同じのが重なるとその傾向がとても強く出る
良い方に出れば良いんだけど、悪い方に出れば大変、ってことです。

金は、人の心も和合を忘れ、冷酷になりやすから、
庚申の年や日は金の冷徹な面が人に作用しやすいと言われていた。

道教
道教の言い伝えで、こういうのがある。

地上界には監視を受け持つ三神がいる。
これら三神は、通常虫の姿(三尸)で人の頭と腹と足に入り込み、日々の行いを監視している。
しかし、庚申の夜になると寝ているうちに人体を抜け出して天に上り天帝に日頃の悪事を報告するというのである。

ちくる訳ですね。

そのため庚申の夜は虫が抜け出さないように、
一晩中起きているという風習が生まれました。
六十干支は日も順繰りに巡ってくるので
60日、2ヶ月に1回は夜通し起きていましょう、という事です。

面白いですね。
そこは、日頃の行いをちゃんとしようという方向に行かず
チクリ屋を逃さないようにしようという発想になるんです。

今後は、会社で眠くてコクリコクリしちゃって怒られたとき
いやあ、昨日庚申だったもんで、ということにしましょう。

過ごし方
江戸時代くらいまで、かなり多くこの風習は守られていた。

庚申の夜は寝ちゃいけないので
一人じゃどうやっても無理だから
何人かで集まって酒飲んでドンチャン騒ぎしながら夜を明かす。
庚申講と言います。

早い話、何かにかこつけて飲みたいから
口実ですね
こりゃ絶対に守らないと!

それでもって
その夜に、何を間違ったか
何を何したりして
子供を受胎するとえらいことになるらしい
その子供は盗賊になっちゃう

それは、現実にそういう例があったことから言われ出した俗説。
石川五右衛門がそうなんです。

「五右衛門の、親、庚申の、夜を忘れ」という川柳もあります。

庚申塚
ウォーキングをやっていると
あちこちに、庚申塚というのがある

庚申講を3年18回続けた記念
僕たち良く頑張りました賞
塚の上に石塔を建てることから庚申塚という。

辻に立てられ
旅人を守るという役目も兼ねる。

庶民が立てる訳なので、粗末なものも多く、良く良く見ると、っいうのもかなりある
庚申塚のある場所には
庚申の地名が着いているところもかなり多いですね

ほとんどが
下の所に、見ざる聞かざる言わざるが彫られている。

昔から、何でだろうと思っていたんですよ。
庚申信仰で、ようやく分かりました

日本の場合、かのえさるっていうことで
猿ですね、と言うことで
三つの虫は三つの猿とも考える
見ざる聞かざる言わざる、でチクリ屋さん
そこを何とかたのんます、ってことですね

見ざる聞かざる言わざるってもっと高尚な事かと思ってたのに
そういう事だったのね

良い方に
勿論、庚申は、金の性質が強く出ると言うことだから
悪い方ばかりじゃなく
良い方にも強く出る

現実にそういう例があったので
これも言い伝えられる。

豊臣秀吉が庚申の日に産まれている。
大出世ですね。

なんだ、ええんやんか。

そして、夏目漱石も
本名は夏目金之助と言います。
金ちゃんですね

金ってやっぱり、お金のイメージだから
博打打ちには好まれて、よし今日だ!

博打じゃなくても何だか儲かる気がしますよね

庚申塚ってなんだろか」への1件のフィードバック

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