暦ってそういうカラクリだったのか

ホントに久しぶりに図書館に行きました。
いっぱい本はあるけど、自分の興味の持てる本ってどんどん絞られるから
大体ざっとは目を通したなって感じがして、1年以上行かなかった。

この一年くらいで随分自分の興味を持てる範囲が広がったので
面白いかも

予想通りいっぱい目につく本があって
どどんと積み上げて

時間が無くなったので、取りあえず3冊借りました。

そのうちの一冊「旧歴で読み解く 日本の習わし」という本からの話をします


暦が歴史的にも重要な意味を持っていたのは分かっていました。
ただ、そのカラクリが分かったような分からないような

この本で、なるほど!ってところがいくつかあったので紹介します。

おさらい
今までに暦に関連しては3回書いているので、そちらも合わせながら見てね
2月はだから短いのね
明治5年は急に短くなったのよ
日にち言ってみて 曜日当てるから

暦は天文学です。
昔の人は、空を見上げて色々考えた。
主役は3つ

1.太陽(お日様)
地球が太陽の周りを回り、地軸が傾いているために
日の光が入ってくる角度が変わり、暑くなったり寒くなったり
1年という概念ですね。約365日
農作業で、いつ田植えをすべきかとかがかかわって来るので、最重要関心事
一般の人は、太陽の正確な位置を図るのが難しいので、どうしたもんか
次の分かりやすい主役を組み合わせて考えようということになります。

2.月
月が地球の周りを回るので
月が太陽と同じ方向にあるか逆かによって
月の見た目の形が変わる
月の満ち欠けですね。
新月の時は1日、三日月は3日、15夜満月で、新月に戻って1サイクル30日(正確には29.53日)
この1サイクルをそのものすばりの「月」と命名しよう。
月が12回繰り返すと、季節が1回りするぞ
こりゃ分かりやすくて便利
旧暦です
旧暦の時は、月見ただけで、スマホ見なくても日にちが分かったんですね。

でも、29.53×12=354日は365日より11日短い。
だんだん年を追うごとに田植えの時期が早まって行っちゃう。
3年たてば1ヵ月分も。
その辺の苦労は、長くなるのでさっきあげたリンク先で見てね
いずれにしても、この12という数字が重要な意味を持ってきます。

3.星
空を見上げて、綺麗なあ
模様が書いてあるみたい。
星座ですね
でも、その星座を毎日見てると、ある星を中心に、回っていってるぞ
ちょうど1年で元の位置。
こりゃ大発見。

でも不思議
あの星はみんなと一緒に回っていない気がする
色んな人が見つけて、5個ある事に気付く。
迷子さんなんだね
という事で惑星と名付ける。

世の中を作っていっている基本的な要素の名を付けよう。
火、水、木、金、土
曜日は日と月も合わせてオールスターキャストですね
セーラームーンは、月に代わってお仕置きです。

5つという数字がこれまた重要になってきます。

ただ、もうちょっとおさまりの良い数にしたい
物事には陽と陰、表と裏があるという考えからそれぞれを2つずつにし
10個にします
人間の指は10本ですから。

12と10
12と10という数が出てきましたね
まずは12、それぞれ名前が付きます。
子(ね/ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う/うさぎ)・辰(たつ)・巳(み/へび)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い/いのしし)
十二支(じゅうにし)ですね
元々は12か月の月の名前なのに
現代人はむしろ年の名前だと思っています。

10の方がおさまりが良さそうだけど
どっこい十二支もかなり便利
4で割りきれるからです。

年、月、日、時間、方角の全てに十二支が使われます。
方角は4で割れると東西南北を表せますからね

丑寅の方角、北東は鬼門と言って鬼がやってくる方角。
だから、鬼は丑のように角が生えて、寅の柄のパンツをはいています。

時間で言うと4つに割れると、昼と夜、午前と午後を表しやすい。
もうお分かりですね。なぜ午前と午後というのか。
草木も眠る丑三時は、丑の刻を30分ごとに4つに分けた3つめだから
時間は詳しくはさっきのリンク先を見てね

ちなみに元々の月の名前
1月が子の月と思いきや、寅の月から始まります。
子の月は11月。

10の方も名前が付いています。
陽をお兄さん(え)、陰を弟(と)と名付け
木の陽と陰(きのえ、きのと)火の陽と陰(ひのえ、ひのと)土の陽と陰(つちのえ、つちのと)
金の陽と陰(かのえ、かのと)水の陽と陰(みずのえ、みずのと)
この順番。
金だけは読み方に要注意です

それぞれに一つずつの漢字が割り当てられていて
甲(コウ、きのえ)
乙(オツ、きのと)
丙(ヘイ、ひのえ)
丁(テイ、ひのと)
戊(ボ、つちのえ)
己(キ、つちのと)
庚(コウ、かのえ)
辛(シン、かのと)
壬(ジン、みずのえ)
癸(キ、みずのと)
十干(じゅっかん)と言います。
おおっ、甲乙丙丁って十干だったのね

組合せ
さあ、ここからです。
この十干と十二支が組合わさるんです。

10×12で120種類と思いきや
十干同様、十二支にも陽と陰があって、陽と陽、陰と陰しか組合せできません。
従って、組合せは半分の60通り。

これが、年にも日にも当てはまります。
日で言うと、60日でワンセットで元に戻る。
年で言うと、生まれた年から順繰りに巡っていって
60歳で元に戻る
赤ちゃんの時に戻るという意味で
還暦は赤いちゃんちゃんこ。

十二支にも、十干同様、五行(木、火、土、金、水)が割り当たっています。
と言うことは
木と土が組合わさったりもするけど
同じもの、例えば木と木が組合わさったりもする訳です
となると大騒ぎ。
木が二乗ですから
木の良い面も思いっきり出るけど
悪い面も思いっきり出ちゃう訳です。
全く同じじゃなくても
ここからここへはどうのという相性みたいなのがある
相性がいいとうまく共鳴し合って
ドミソ、ジャーン、みたいな感じ。

これが暦の根本的な理屈ですね。

この組合せの事を
十干十二支、ないしは、六十干支、ないしは単に干支(えと)と言います。
あれれ
えとって十二支のことだとばかり思っていたら
60もあったんですね

十二支の意味でえとって言っている人を見つけたら
目を輝かせて、教えてあげてください。

暦というのは天文学なんですよ。
長くなるけど、良いかな?

ということで長くなりましたので
これを踏まえてどうだったのか
次回以降で、明らかに。

暦ってそういうカラクリだったのか」への3件のフィードバック

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