旧暦で読み解く江戸、という本を買いました。
二十四節気をもとに、その時々の江戸の風物詩を解説したもの
これから1年かけて、それぞれの日に、季節感を感じていただきなから、紹介していきたいと思います。
本当は、春夏秋冬のスタート立春からスタートすれば良かったんでしょうけど
買ったのがこの日曜日だったのでちょっとずれちゃいましたね
という事で、今日は春分の日。
いやあ、すっかり春めいて、ぽかぽかですね。
と言うべきところ
う、ウッソー
東京は雪降ってまーす。
何はともあれ、春分スタートでございます。
暦とか二十四節気ってどんなの?って辺りは
旧暦でも太陽暦を使っていた(二十四節気)
を見てくださいね
一言で言うと旧暦時代の太陽暦
太陽の動きに忠実なので
微妙に年によって一日ずれます。
2018年の二十四節気を紹介しましょう
平成最後の二十四節気ですよ
【冬】
小寒 しょうかん 寒さがますます厳しくなる頃01月05日
大寒 だいかん 最も寒さの厳しい頃 01月20日
【春】
立春 りっしゅん 暦の上で春が始まる日 02月04日
雨水 うすい 雪から雨に変わる頃 02月19日
啓蟄 けいちつ 虫が冬眠から目覚める頃 03月05日
春分 しゅんぶん 昼と夜の長さが等しくなる頃03月21日
清明 せいめい 清々しい青空が広がる頃 04月05日
穀雨 こくう 穀物を潤す春の雨の降る頃 04月20日
【夏】
立夏 りっか 暦の上で夏が始まる日 05月05日
小満 しょうまん 木々が青々しく万物の成長する頃 05月21日
芒種 ぼうしゅ 穀物の種巻きをする頃 06月06日
夏至 げし 一年で最も昼が長い日 06月21日
小暑 しょうしょ 暑さが本格的になっていく頃07月07日
大暑 たいしょ 最も暑さの厳しい頃 07月23日
【秋】
立秋 りっしゅう 暦の上で秋が始まる日 08月07日
処暑 しょしょ 暑さが落ち着き始める頃 08月23日
白露 はくろ 草花に朝露がつき始める頃 09月08日
秋分 しゅうぶん 昼と夜の長さが等しくなる頃09月23日
寒露 かんろ 野草に冷たい露がつく頃 10月08日
霜降 そうこう 露が凍って霜が降りる頃 10月23日
【冬】
立冬 りっとう 暦の上で冬が始まる日 11月07日
小雪 しょうせつ 小雪がちらつき始める頃 11月22日
大雪 たいせつ 雪が激しく降り始める頃 12月07日
冬至 とうじ 一年で昼が最も短い日 12月22日
花見
月並みですみません
ひねりはないんかいっ
王道の桜で参りましょう
桜と言えど、ソメイヨシノはまだ一般化されていません。
その開発物語は、今度江戸の理系力シリーズでお話ししますね。
江戸時代のメインは薄紅色の山桜
一斉に花開くソメイヨシノと違って、個体差が大きいので
かなり長く楽しめたようです。
名所
早くからの桜の名所は上野
この場所は、将軍家の菩提寺、寛永寺があるので
吉宗が、騒いだり、酒を飲んだりを禁止した。
時間も四時までに限定した。
そんなせっしょな、吉宗はん、ということで
あと2箇所、桜を大々的に植えましょう、ということになった
こっちはどんちゃん騒ぎもOKね
ひとつは飛鳥山
飛鳥山は北区の王子駅のすぐ近くです
ウォーキングイベントでも行った、私としても、思い入れの強い場所
都電荒川線のチンチン電車が目の前を通り
都内で一番低い山(非公認)ってやつです。
モノレールも走っていて
渋沢栄一記念館もあります。
公園内のうどん屋さんの桜うどんが絶品
もうひとつは、隅田川の土手
墨堤と言われているところです。
吉原も浅草も近いので、大にぎわい。
そのすぐ近くの向島の長命寺の門番をしていた山本新六
桜の葉っぱを掃除していたときに、ふと思い付いた。
桜の葉っぱを樽の中で塩漬けにして、餅をくるんで、桜餅
大人気
山本屋は、今もずっと続いて、桜餅一品だけを作り続けています。
お弁当
花見と言えばお弁当
お弁当と言えば、卵焼きとかまぼこ
例えば、かまぼこは今の値段にすると一枚2000円もする高級品
長屋の花見という落語では、かまぼこの代わりに大根
卵焼きの代わりにタクアンを詰めていくというくだりがあるので
裏を返せば、かまぼこと卵焼きがいかに庶民の憧れであったかということが分かる。