王子を歩く、続き

王子にキツネが大集結
の続きです
地図
結構向こうの方まで行っちゃいましたけど
王子駅の方まで戻ってきました。

音無親水公園
王子駅からすぐの音無親水公園
大人気じゃないですか

小さな子供が大はしゃぎ
子供が喜んでいるすがたを見るの大好きです。
こちらの顔もほころんじゃいます。

こういうのを見る度にいつもの感情が。

ああ、孫が欲しい

王子神社
隣に王子神社というのがあるようです。
行ってみましょう

おおっ
大きいです。
王子稲荷より大きい。

一通りお参りして
向こうの小さいのは末社かな

説明書きを読んでビックリ
あの蝉丸の関連の神社です。

一日のうちに、和泉式武、蝉丸と
二人も百人一首の作者の関連に会おうとは。

これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
琵琶の名手でしたね

そして、これは「髪の祖神」関神社だそうです。
蝉丸がお姉さんが逆髪で悩んでいたのを可哀想に思い
かつらを作ってあげた。
琵琶の名手のみならず、かつらの発明者だというのです。

失敗した
さっき拝んじゃった。
せっかくうまい具合にハゲているのに
毛が生えて来ちゃったら、とても困る
商売あがったり
(なんかハゲで商売してましたっけ)

面白いよ
玉垣にある名前

メインの王子神社の由来も見ておこうかな
と、説明書きを読んで、またビックリ

えええっ
東京十社って、王子稲荷だとばかり思っていたら
王子神社だった。

ここ、無茶苦茶由緒正しいです。
ついでに寄ってみようなどと、軽い気持ちで寄っちゃってごめんなさい。

1322年、この辺りを支配していた豊島氏が紀州熊野権現から王子大神を勧請したことに始まる。
地名の王子より、王子神社の方が先。

その後も、この地の支配者が変わっても、王子神社は愛され続け
特に江戸時代の8代将軍吉宗は元々紀州から来た将軍なので
元々紀州から来た王子神社が大のお気に入り。

となりの飛鳥山に桜を1000本植えた上で
王子神社にプレゼント。

すなわち、飛鳥山も王子神社のもの
恐れ入りました。

ということで、東京十社

行っていない残りは白山神社のみとなりました。

飛鳥山
色々回り道しましたが、いよいよ飛鳥山

待乳山聖天か飛鳥山かという、びっくりモノレールに乗り山の頂上へ

都内で一番低い山(非公認)です。

お腹がすいたのでまずは腹こしらえ
飛鳥山と言えば、さくら亭のさくらうどん
チンチン電車でどこ行こう

えっ
閉まっていました
くやしいーっ

仕方なく一旦公園を出て
近くのランチもやっている喫茶店

面白かったなあ

カウンターに座って、カウンターの中で、おばさんが料理を作っている
マスターもいる
カウンターから見える位置にテレビがある

たまにいません?
テレビでやっている全てのことにいちいち反応するおばさん
それ

あらあら、女の子が落っこっちゃったわよ
助けてー、誰か助けてあげてー
あの奈良判定のおじさん
しゃべり方が変だよねー
(みんな思っているけど、口には出してません)
あらあら、あの高校生、ほらセカンドの
エラーしちゃったわよ、可哀想。

もう、こっちは笑いをこらえるのに必死

幸せでしょうね
一番幸せなおばさんランキング
王子の喫茶店のおばさんに一票

博物館
そうそう、今日の目的は渋沢栄一資料館でした。

飛鳥山の中に、3つの博物館があり
紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢栄一資料館

博物館三昧できます。
渋沢栄一資料館は必須として
あとは時間を見ながら考えましょう

まずは紙の博物館を確認


休館中?
まさかっ

次、北区飛鳥山博物館
良かった開いてた

で、渋沢栄一資料館

なななんと、休館中
貼ってあるポスターを見ても「渋沢平九郎、企画展」の期間中
開館案内のボード見てもお盆は休みとも書いていない

渋沢平九郎もむっちゃ見たいんですけど

諦めきれず前をウロウロ

中からおばさんが出てきた

あのう、今日はやっていないんですか?

はい
いつもは月曜が休館日なんですけど、
昨日はお盆だったので特別に開けて
今日はその振り替えです。

うーん
今日もお盆だと思うけど

よーし、気持ちを入れ換えて
北区飛鳥山博物館だけで
3館分楽しんじゃうぞ

北区飛鳥山博物館
区内の歴史を博物館としている
新宿区、港区、品川区、大田区、江東区、板橋区にもあるかな

その中でも一二を争う充実ぶり

山の手の武蔵野台地と下町の低地のちょうど境目なので
その説明をしてくれているのが嬉しかった。
早い話が、何万年も前は、低地の方は海だった
その時の波で陸地が削られ、崖と言えるほどに急斜面になった

平安後期からは、豊島氏
都心から西側を歩いていると、やたらに出てくるのが豊島氏
最終的には太田道灌に滅ぼされるんだけど
それまでかなり長く支配していた豪族
もう少し詳しく知りたいとは思っていた。
ふむふむ

吉宗が鷹狩りの地域としてしていた事にどのような意味があったのか
鷹狩りと飛鳥山の桜の関係

江戸の文豪や絵師達は王子をどう描いたか

幕末から明治維新のころにやって来た植物学者、ロバートフォーチュンは
なぜ王子を日本のリッチモンドと称賛したのか
等々

一番ビックリしたのはお弁当かな

江戸の人たちは飛鳥山にお花見兼ピクニックに行くのが大好き
その時持っていったお弁当を資料から再現

落語の「長屋の花見」で
大家さんが長屋のみんなを誘って花見
用意してくれた弁当には、卵焼きが入っているんじゃないかと期待満々で開けたらタクアンだった

ってことは、卵焼きは贅沢品だけど、
年に数回のイベントではそこそこ食べれていたのかも、ってくらいの感覚だった。

何でしょ、この豪華さ
無茶苦茶美味しそう。


またひとつ認識を新たにさせられました。

ああ、楽しかった
お盆の4連休でございました。

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