戸山荘の箱根山と、山吹伝説の続き

高田富士の続き
の続きです。

穴八幡が終わって、次は戸山荘です。

戸山荘
戸山荘は尾張藩下屋敷
最近「徳川将軍の演出力」でも話題にしました。
[徳川将軍の演出力] 将軍の御成の意味するところ

過去にも訪れ、登頂証明書ももらっています。
神田上水と早稲田と戸山荘

東京まちなか超低山としてもとても重要
何と、東京23区内で一番高い山なんです。
燦然と輝く、44.6m

「東京記憶の散歩地図」での新たな視点
戸山荘の庭園内の池は、そもそもこの辺り一帯に巨大な池があり、
その中の一部を使ったのだという事

巨大な池の残土で箱根山を作ったというのと様相が変わってきます。
継続的研究課題です。

そしてもうひとつ。
100体もの人骨が発見されたという話題
平成元年(1989)7月、国立予防衛生研究所(当時。現在は国立感染研)の建設中に、同地より頭蓋骨,大腿骨など100体以上と見られる人骨が見つかって大騒ぎになった
戦時中に細菌や毒物などの生体実験をしたとされる「七三一部隊」の日本における研究拠点があった
さては噂は本当か
最近、看護婦さんの証言もあったりして、真相が明らかになるかも

血で書いたお経
観音庵というお寺

そこにあった筆塚がものすごい

和尚さんが国家安寧を祈願して、大般若経を書き写した。
その時の筆がこの下にある
普通なら、あっそう、くらいのものですが
なんとこの人小指の爪を剥がし、したたる血を筆に染ませて、150巻ものお経を書き上げた

痛っ。いてててて
私なんて、元々血が少なくて、検査で血を抜かれたりすると、
フラッと倒れちゃったりするので、考えられません。

よっぽどレバーとかいっぱい食べたんでしょうか

抜弁天


通り抜け出来るから抜弁天

あら、通り抜け出来るわ
なんて便利なんでしょう
抜け弁天って呼ばせてもらいましょう
って感じ

紅皿塚

紅皿のお墓です。

紅皿って誰かというと
一昨日お話しした、山吹伝説のヒロイン
七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞかなしき

紅皿って変な名前ですね
色んな話がごっちゃになっている

「紅皿欠皿(べにざらかけざら)」という話がある
二人の姉妹で、紅皿はとっても美人なのに、妹は不細工さん
人々はお姉さんを紅皿と呼び、妹を欠皿と呼んだ
そりゃまた可哀想なと思うけど、物語としては分かりやすい名前の付け方

全国的に継子いじめものという色んな民話が存在する
いじめられる美人の娘。
でも最後にはどんでん返しで、素敵な男性が現れて結ばれる

海外で言えばシンデレラです

「紅皿欠皿」と山吹伝説
どうにも話に接点が無いように思うんですが
なぜくっついちゃったのか。

民話を滝澤馬琴が物語にし
さらに河竹黙阿弥が歌舞伎のストーリーにした。

その時、素敵な男性を太田道灌にしちゃおう
昔から有名な山吹伝説を盛り込んじゃおう
おそらくそういうことでしょう

おでかけマップ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です