浜離宮恩賜庭園その2。結構なお手前でございます

自分にご褒美、浜離宮恩賜庭園その1
の続きです。

延遼館(えんりょうかん)跡


明治2年、明治が始まってすぐに、イギリスのアルフレッド皇子が来日することになった

どないしょう。どこでおもてなしすりゃええんやろ

一から作っている余裕がない
陸軍用に作った施設をリフォームしておもてなし施設を作った
延遼館(えんりょうかん)
この浜離宮恩賜庭園の中だったんです

この延遼館が老朽化したあと、鹿鳴館が作られ
今の迎賓館に繋がっていきます。

この場所に作った理由は、外国の要人を迎えるに都合が良かった
言い方を変えると、外国から近かったからです。
さあ、どうしてでしょう

答えは
外国から一番近いのは横浜
そして、横浜から陸蒸気でシッシュッポッポと一本で着く、新橋駅のすぐ隣だからです。

アメリカのグラント将軍を始めとし
色んな要人をおもてなしする訳ですが
私としては、一番印象深い、涙ものの要人は
ハワイのカラカウア国王

ハワイ最後の国王です。
最初お忍びでやって来て
延遼館を抜け出し、天皇に秘密で謁見
あるお願いをしに行った

私の娘を、陛下の息子さんの嫁にもらってもらえないか

突飛だけど、国王にしてみれば土俵際の最後のあがき

ハワイはずっと王国としてやって来た
でも、アメリカに吸収されてしまうことが決まった
諦めよう
でも、どうせ身売りするならば、日本にもらってもらいたい

欧米の列強ひしめくこの時代にあって
列強に植民地化されなかった成功例が日本
欧米以外の国にとって、日本って憧れの国だったんです。

結局この縁談話は実らず
その3年後にハワイはアメリカになります。

詳しくはこっちを見てね
ハワイ国王が日本におこなった驚くべき提案

さあ、また庭園です


中の島にある中の島茶屋

いつもあまり時間が無いため、中に入ったことはない

抹茶セットがいただけるみたい
すみません。
何かいただかないと入れないのでしょうか

いいえ、ご見学だけでも大丈夫です

ありがとうございます


中から見た景色

不思議なもので、見学だけでも良いと、親切に言っていただけると
逆にいただきたくなってくる
850円だから高めではありますが、ここは踏ん張ってみましょう

抹茶セットお願いします。

なんとまあ、美しい

茶碗を回しつつ
至極のひととき

抹茶ってちゃんと飲んだことないなあ
一般庶民だもんなあ

結構なお手前でございました。

小さな枯山水のお庭

馬場

江戸時代以前の馬って、西洋馬(サラブレッド)と違ってそれほど大きくない
ポニーくらいの大きさ
それほど人を乗せてパッカパッカ走れるもんじゃない

暴れん坊将軍の最初に吉宗が馬で疾走するのは嘘っぱち?

いえいえ、実は新し物好きな吉宗
何と言っても象を輸入したくらいですから
西洋馬を輸入したという記録もある
ひょっとしてこの場所で、パッカパッカ走っていた可能性がある

暴れん坊だろう?

まだまだ続きます
続きは次回ね

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

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