[神社] 稲荷神。狐に乗った神様

古事記日本書紀以外の神様。
八幡神に続きまして

稲荷神

私たちにとって身近な神様として、「お稲荷さん」がいます。
「○○稲荷」と名のつく神社は日本全国にあり、
ほかの神社の境内に置かれた摂社・末社を含めると、その数は八幡神社を凌駕します。
稲荷については前にも書いているので、よろしかったらこちらも読んでね
稲荷神社は、なぜ一番多いのか

「お稲荷さん」といえば狐のイメージですが、狐は神様ではなく、神様の従者です。
狐が仕える五穀豊穣や商売繁盛の神が、稲荷神なのです。
習合
稲荷神はもともと、渡来人の秦氏が祀った伊奈利という稲の神だったと考えられていますが、
のちにさまざまな神様と習合していきました。

中心になっているのは、『古事記』などに出てくる
穀物の女神ウカノミタマノカミです。
その名の「ウカ」は食物を意味し、
トヨウケビメノカミと同一視されることもあります。

仏教
稲荷神への信仰が広まったことには、仏教も関係しています。
真言宗の開祖空海(弘法大師)が稲荷神と出会ったという伝説が発生し、
稲荷信仰の中心である伏見稲荷大社(京都府)と、
真言宗の総本山である東寺(京都府)との間に、密接な関係ができたのです。

稲荷神は、仏教の荼枳尼天(だきにてん)とも習合しました。
インドの恐ろしい女神をルーツとする荼枳尼天は、
中世の日本では、狐に乗った姿で描かれるようになります。

稲荷神と荼枳尼天、どちらの狐のイメージが他方に影響を与えたのかは不明ですが、
稲荷神も多くの場合、狐にまたがった絵で表現されます
(その姿は女神だったり老人だったりします)。

また、荼枳尼天がアマテラスオオミカミと習合すると、
稲荷神も朝廷と結びつきました。
稲荷信仰は、神道系と仏教系の両方で広がり、現在のような人気を獲得したのです。

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