[徳川名参謀]10 家治→田沼意次

徳川名参謀シリーズ
10代家治に対しての田沼意次なんですが

やっちゃいましたよね。
田沼意次にノーベル経済学賞あげたかったけど

ということで
今日は、補足と、今までの振り返りに致します。

田沼意次
ほんと大好き
明治維新が成功したのも
田沼意次が、近代社会への予行演習をしていてくれたからだと思います。

経済と国内整備と外交

すごく色んなことをやる
重商主義と表現される
産業構造の抜本的見直し。

太古の昔から、稲で培った歴史
その印象が強すぎるので
農民からだけ年貢を取り立てて来たけど
ほんとにそうなの?

産業の現実を見ましょうよ

そして、幕府の財政

幕府の財政
幕府の財政に関して言うと
あんたに言われんでも分かっとる的な
悲壮感がある

悪化の一途をたどり
その事でみんな頭を悩ましている。

でも、出てくる発想は三つだけ
ひとつは贅沢は敵だ
贅沢を禁ずる法律

ふたつは貨幣の改鋳
貨幣に含まれる金の含有率を勝手に下げちゃう
そうすると貨幣の鋳造権を持っている幕府としては
一時的に差額で思いっきり儲かる
あかん、となると選択する卑怯な手

でも、当然限度があります。
唯一、その正論で戻そうよ、としたのが新井白石
学者ならではの発想
でも、逆やると当然幕府の財政は一気に悪くなるわけで
財政悪化は決定的になる

良いんじゃないでしょうか
本来のところに戻しただけで
新井白石は悪くない

お陰で、このあとも行われる改鋳への余裕が出来たことにもなる

三つめは年貢の取り立ての制度改革
でも、これ、一般的に思われている
農民虐待ってところまで実は行っていない
抜け道だらけ
そもそも、農民は米中心から
それ以外の作物に大きくシフトしてきているのに
米しか年貢の対象じゃないので。

ここは、吉宗の時に抜本改革をやったけど
実は程よいバランスでいっている。

さあ、発想の転換をしましょう
それをやったのは
田沼意次だけだったんです。

ああ勿体ない
そのまま続けられていれば。

なぜ田沼意次だけ?
じゃあ、なぜ田沼意次にだけそれが出来たのか

着眼点と、姿勢と度胸でしょう。

そもそもどうなのよ
もっと高いところから見て
全体を見渡し
いったいどうなってるの
なぜこうなってるか、考えよう。

一握りですね
こういうことができる人

でも、例え、本質が分かっちゃったよ
と思っても
今までと同じやり方をやってれば減点は付かない
やっぱ、いいや、誰かがやるでしょ

そこでまた一歩

そして、最後の一歩は度胸
誰もやったことがないこと
うまくいくかなんて分かりっこない

ええい、ままよ

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