[仏像の見分け方]金剛夜叉明王

仏像の見分け方シリーズ。

五大明王の最後です。

金剛夜叉明王
金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)は五大明王の中では北を守っています。

サンスクリットの「ヴァジュラヤクシャ」の訳で、
「金剛杵(こんごうしょ)の威力をもつ夜叉(やしゃ)」の意味です。
金剛杵とは、古代インドの武器をかたどった密教法具です。
稲妻が出ます。
こりゃまた強そうですね。

インド神話において、夜叉とは
人を襲う魔人あるいは空を飛ぶ鬼神のこと

でも密教の最高仏である大日如来に教化されて、
悪人だけを打ち倒す金剛夜叉明王になりました。

昔はやんちゃしてたけど、ってやつですね。

あらゆる悪を取り除く功徳があるということになります。

見分け方
持ち物ですね。
顔が3つ、手が6本ですが
メインの2本の手では、金剛杵と金剛鈴(こんごうれい)を持っています。

面白いのが目ですね。
顔が3つは珍しくありませんが
正面の顔には、何と目が5つもあります。
3つまではあるけど、5つは初めてです。

両サイドの顔には目は3つずつ
合計11個ということになります。

こりゃ便利

私は今、老眼なので
近いところ用と遠いところ用の眼鏡をかけかえないといけません。
とてもめんどくさい。

色んなところ用の眼鏡をそのままかけておける訳ですよね
無茶苦茶色んなところに焦点合いまくります。

横の顔にも3つも目があるわけでしょう。
運転するとき、すっごい安全運転できますね。
高速道路への合流なんてらっくらく。

常にパノラマで景色見てる訳ですよね
金剛夜叉明王になって、陣馬山の山頂に登ってみたいわぁ。

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