[天皇]77 後白河天皇

後白河天皇
1155~1158年

平安時代から鎌倉時代への変革の時の天皇
望まれていたのは、息子(二条天皇)へ皇統を渡すための中継ぎ

天皇になってすぐ、保元元(1156)年に保元の乱が起きる
[源平]4 保元の乱(源平編)

崇徳上皇側に勝利して、実権を握れる形になる
少なくともこの時点では、あまり政治には興味を持っておらず
やり手でやりたがりの信西(しんぜい)に政治の全てを任せる。

ちょっと、早く譲位するように言ってよ

鳥羽上皇の皇后、美福門院が信西に働きかける。

天皇としての在位はたったの3年
二条天皇に譲位する

ここから、二条天皇の親政派と後白河上皇の院政派に分かれて
主導権争いがスタートすることになる。

後白河上皇派の中心人物は信西
そして、もうひとり上皇派として台頭してきたのが、藤原信頼
後白河上皇との男色で出世したと噂され
大した能力もないのに急激に出世

気に入らないのが信西
私は純粋に仕事の能力で重用されているのに、あいつは何なんだ
信頼を追い落としにかかる

あいつは何様だと思っているんだ
今に見ておれ
と、信頼も反撃の準備

一方の二条天皇派
二条の母の兄、藤原経宗(つねむね)や、二条の乳母子藤原惟方(これかた)

本来、信頼は後白河上皇派なので、二条天皇派とは仲が悪いはずですが
信西憎しで意気投合

ですよねえ、腹立ちますよねえ。

超大物、平清盛はというと
どっちにもうまくやっているんですが
どちらかと言われれば二条天皇派かな

対抗する源義朝
せっかく保元の乱で大活躍したのに
平清盛ばかりに報奨が集まり、不満がくすぶっている

信頼・経宗・惟方はお公家さんなので
対信西でことを起こそうとすると
武士を味方にする必要がある

源義朝のところにやって来た

ですよねえ、腹立ちますよねえ。

腹立つ相手は違えども
この際、腹立つというだけで、一致団結

平治元(1160)年、平治の乱が勃発
信頼・経宗・惟方と源義朝は、信西を討つ

平清盛が留守中に起こした乱
平清盛が帰ってくると
信頼・経宗・惟方と源義朝は平清盛の反撃にあい、こっぱみじん
そのあたりは
[源平]5 平治の乱を読んでね

そして、平清盛の栄華の時代がやって来ます。
諸行無常の鐘の音が
ゴ~~ン ゴ~~ン

[天皇]シリーズはこちら(少し下げてね)

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