[首相]32 吉田茂。嫌になったらいつでも投げ出す。
[首相]32-2 吉田茂。分かった。ひとりの日本人も、餓死させない
[首相]32-3 吉田茂。耕さないもの認めない
[首相]32-4 吉田茂。初めての選挙
[首相]32-5 吉田茂。あの人とあの人とあの人
[首相]32-6 吉田茂。吉田学校の始まり。
[首相]32-7 吉田茂。誰にも知られてはならない。
の続きです。
ドッジ
池田勇人が日本を発ちアメリカへ
ドッジラインの緩和交渉と見せかけての本来の目的「対日講話」
絶対に知られてはならない極秘の交渉
被占領国から独立国へ
本来あるべき姿は、全世界の国に同時に認めてもらうこと
ただ、外交のスペシャリスト吉田茂にすると、それは「夢物語」
アメリカとソ連の関係が悪化の一途を辿る中
一方が賛成すれば、一方が反対する
アメリカ主導での交渉で形を作ってしまう
でも、外交交渉なのだから、アメリカとしても「ただ」でそれを引き受ける訳には行かない
どういう「取引」になるのか。
まず、誰に話すべきかから任された池田勇人
やはりまずはドッジか
ドッジは
あくまでも私見としておいて
「分かった」
ダレスに「池田・ドッジ覚書(吉田提案)」が渡る
6/17、ダレスが訪日
そして、その10日後、世界史が動く
火を吹く38度線
6/25 朝鮮半島で武力衝突勃発
えっ、それは本当に本当なのか
吉田は全身の力が抜けていくのを感じた
また振り出しか
アメリカは対日講話どころではない
長期占領⇒日本を反共軍事基地化?
実際、アメリカ国内ではその方向に行きかけた
ところがダレスの考えは違っていた。
朝鮮半島の横の日本
全責任をアメリカが持つなんて勘弁して欲しい
日本には独立してもらい自分で自分の面倒をみてもらう
そのために、日本にやってもらうこと
それは
再軍備