動画で、新江戸百景巡り。1.湯島天神

ほとほと参りましたね
外出出来ないなんて、でーこんにとっては死ねと言っているようなもの
せめてもと、色々考えました。
過去に江戸検定の今年のお題になった「新江戸百景巡り」というテキストがあります。
以下は、そのチェックリスト


ここに上がっている場所は全てウォーキングしています。

この中から、リクエストを募り、解説の動画を作っていこうと思っています。
手始めに、今度イベントで行くスタートの湯島天神を作ってみました。
ただですね。長くなりすぎました。
27分にもなってしまいましたので、飛ばし飛ばし聞いて下さい。

この100ヵ所であればどこでも大丈夫ですので、リクエストしてください。
続けてどんどん作っていこうと思っています。

おでかけマップ

外出自粛となれば、障子貼り

辛いよう。
外出自粛の中の週末。なんと辛いことか
しかも、平日もリモートワークでずっと自宅にこもりっきり
お出掛けしてなんぼ、のでーこんが、どうしたもんかの毎日。

カミさんが目をまん丸くして喋りだしました。
だいたい目をまん丸くするときは良からぬ事をたくらんでおります。

今度の週末、お天気良いらしいわよ。
障子貼りしましょ。
外出しないとなると障子貼り
おそらく日本全国みんな障子貼りしているはずよ。
ああ、気持ち良い

出たっ
なぜこんなに旦那の嫌がることばかりを考えつけるのか
ああ、めんどくさい

思えば、今日
本来ならば、長女の結婚式
結婚式がなくなったから、障子貼り

カミさんはもう満面の笑みで
障子を買いに行きました。

上等なの買ってきたわよ。

分かりましたよ。

障子貼り
さあ、気持ちを入れ直して頑張りましょう
まずは、障子はがし
障子はがし液を桟にちょちょいと塗ります。
そんな専用の溶液があるんですね、素晴らしい。

3分待つのだぞ。 ちゃん!

ここで焦ってはなりません。
裏からゆっくり押して破れないままに全体をはがしていく。
深呼吸してから、ゆっくりと
まずいってときは、リカバリーしつつこの通り

二つ目は、
あらま、自重でスルッと落っこちました。
おう、ラッキー

ここでカミさんにバトンタッチ
掃除が何より好きなカミさんは、桟を丁寧に拭き掃除
とっても綺麗になりました。

乾いた頃に、今度は貼る作業
端っこに障子紙を仮留めし、ころころころ

紙は前回障子貼りの時の残りがありましたのでそれを使いましょう。

よし大丈夫。戻してっと

障子貼り専用のりで簡単ね

ガイドがあるから、桟に添わせれば、はいこの通り

再度ころころ
どんなもんだっ

あとは端っこを切れば出来上がり
これが意外に大変。定規を合わせて専用カッターでギュギュギュのシュッシュッ
半分終わったところで、作業しやすいように、180度回転
これぞ大人の技

出来上がり。

あとは乾くのを待つだけ

さあ、二つ目
ころころ
あれっ
2枚分は無かったのか
でも大丈夫。カミさんの買ってきた上等なのがありますから

さあ出来上がり
一つ気になることと言えば
一枚目と二枚目
ちょっと違うと言えば違う

出来た?
気持ち良いわね。真っ白になって

ええーっ
ちょっと、こっちとこっち違うけど

それは、その
こっちは前回の残りでね
こっちは今回買ってきた奴

あのね
余分をもって4枚分のを買ってきたの
なんで揃えないかなあ

はめて見るとこの通り
綺麗だなあ。真っ白

二つはめると、こう

はめて見ても全然違うわねえ

そうかなあ、全然気づかないけど。

[家族]シリーズはこちら(少し下げてね)

[吉岡宿の奇跡]10 さあ、答えは。

[吉岡宿の奇跡]1 吉岡宿を救いたい
[吉岡宿の奇跡]2 大きな一歩
[吉岡宿の奇跡]3 せがれの気持ち
[吉岡宿の奇跡]4 金のなる木と熊野牛王符
[吉岡宿の奇跡]5 最大の協力者
[吉岡宿の奇跡]6 平八の暴走
[吉岡宿の奇跡]7 いざ出発
[吉岡宿の奇跡]8 もはやこれまでか
[吉岡宿の奇跡]9 それはいくらなんでも
の続きです。

結果は
待った
必ずや、朗報が来るはず

そして

来たっ
お付札がついて嘆願書が戻ってきた。

「願之通、相済(ねがいのとおり、あいすみ)」と書いてあれば、許可
「不相済(あいすまず)」と書いてあれば、不許可

どっちも書いてない。
「銭にて、差し上げ候ては、お取り扱い、おむつかしく候あいだ、金に直し、千両の高に差し上げ候よう、仰せ渡され候」

???

やられた。

どういう事か

通過は、金貨、銀貨、銭とあり、その時々の相場でやり取りする
およそ金千両に相当する銭五千貫文を献上すると嘆願書には書いていた。

ただ、今、仙台藩は銭を鋳造しはじめたので
相場が大きく変動してきた
金千両に相当するのは、銭5800貫文。あと800貫文足りない。

銭ではなく、金にして差し出せと。

さすがは萱場杢(かやばもく)と言った方が良いのか
こんな狡猾な手を使ってくるとは

もっと取れる、と思ったのだろう。
あと、800貫文出せば許可すると言われたら、出さぬ筈はなかろうと。

実は、あのあと、代官の橋本権右衛門を呼び、
銭五千貫文のところを金千両と書き直させている
銭五千貫文は金千両と同じ意味だと、全く疑っていなかった橋本はあっさりと応じた。

にやり

どうする
ギリギリのギリギリ
これ以上どうせよと言うのか

菅原屋も十三郎も全くなす術を思いつかない。

いずれにしても、今度はちゃんと仲間に言うしかない。
策はないがまずはみんなに報告すべきだ。

まずは一番出資の多い、浅野屋のところに行った。

足取りは重い

事の次第を甚内は黙って聞いていた。

いくら足りんのじゃ

まさか
自分が出すと言うのではあるまいか
今までも完全に限界を超えている
これ以上出せば、一家もろとも裸一貫になる
凍えて餓えて死んでしまう。

800貫文と聞いて、

500貫文はうちが出そう。残りの300貫文は他の仲間でお願いしたい。

菅原屋も十三郎もぞっとした
どうしても欲しい金ではあったが、これは阻止せねばと思った

菅原屋は
ただ、それだけはひかえてください。

十三郎は
貴殿の身代がつぶれてしまえば、みなも困ります。
もし、大願成就しなくても、再度出し直すとか、策はあるやも知れません。

この言葉に、無口な甚内の目付きが変わった

大願成就しなくても、とはどういうことですか
九合目まで登ってきて、ようやく頂が見えて来たというのに。
これ以外の策で千に一つも成功するようには思えません。

確かに、萱場はそんなに甘い男ではない。

三人を重く気まずい沈黙の空気がつつんだ

座敷のふすまが、ゆっくりと開き、甚内の老婆が出てきた。

そのことでございますが

わたくしたちは、これまで衣類を売り払い、家財も全て売り払う覚悟で耐えてまいりました
それで、千五百貫文のお金をこしらえました。
ですから・・・

このあとの言葉に息を飲んだ

ですから・・・
わたくしたちは、もうとっくに覚悟が出来ております。
わたしも、娘も、孫も分かっております。
まだお金がいると言うのなら、家内の諸道具を売り払うまでのこと
どうかお金を出させてください。

十三郎は涙が溢れた
菅原屋もそうではあったが、心を鬼にした。

わかりました。しかたありません。お請けいたします。

安心しました。
わが家が傷むのは最初より覚悟の上です
家内一同も分かっておりますので。

安心しました、と言ったときの甚内の顔つきのなんと晴れ晴れしたことか
それを聞いたときの老婆の微笑みのなんとやさしげなことか

残り300貫文
これも一筋縄ではいかなかった。
でも残りの仲間たちが無理に無理を重ねて捻出した。

金換算して千両
とうとう集まった。

そして、その日はついに来た。

続きはシリーズの次回ね。

[歴史]シリーズはこちら(少し下げてね)

[昭和歌謡]111 関白宣言。関西弁バージョン

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

関白宣言
さだまさし
作詞・作曲 さだまさし
1979年

「昭和ヒット曲全147曲の真実」という本に従って
その取り上げている歌についてあれやこれや
自分で歌っちゃったりして
このシリーズ、なぜ長々と恥ずかしげもなくやってきたかというと
この関白宣言を歌いたかったからです。

私は自分が関西人であるということに誇りを持っているから
プロポーズも関西弁でした
関白宣言を聞いたときに、
あっこれは、関西弁やったらもっとええ歌になんのに
と思ったんです。

以来
カラオケを歌うときは
関白宣言関西弁バージョンは私の持ちネタになった訳です。

本部長の結婚披露宴でも歌っちゃったりして。

もちろん、実態は真逆なんですけど
本気で、
自分が死ぬときは、この決め台詞をゆうてやろうと思うてます。

関白宣言、関西弁バージョン
お前を嫁にもらう前に 言っときたい事があんねん
むっちゃきびしい話もするけど
俺の本音や聴いてくれ
俺より先に寝たらあかんで
俺より後に起きてもあかん
めしは上手く作ってね
いつも別品でね
出来る範囲でそらしゃあないけど

忘れてくれなはんなや
仕事も出来へん男に
家庭を守れるはずなどないんやさかい
お前にはお前にしか
でけへんこともあるから
それ以外は口出しせず黙って俺について来てね

お前の親と俺の親と
どっちゃも一緒大切にしてね
姑小姑かしこくこなしてや
簡単やん、愛すりゃええねん
人の陰口言うな聞くな
それからつまらんシットなんかすなや
俺は浮気はせえへん
たぶんせえへんわ
せえへん思うで
ま、そらまあなんや
幸福は二人で 育てるもんやさかい
どちらかが苦労して
つくろうものではないはず
お前は俺の処へ
家を捨てて来るんやさかい
帰る場所は無いでほんまに
これから俺がお前の家

子供が育って 年をとったら
俺より先に死んだらあかん
例えばわずか一日でもええ
俺より早く逝かんといてくれ
何もいらん俺の手を握り
涙のしずく ふたつ以上こぼして
お前のお陰で ええ人生やった
俺が言うさかい 絶対言うさかい

忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ひとり
忘れてくれるな 俺の愛する女は
愛する女は 生涯お前ただ一人

[昭和歌謡]シリーズはこちら(少し下げてね)